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【ワーホリNZ】再(セミ)ロックダウン-前回と今回の自分の中での違い-

はじめに

2020年8月23日、日曜日。ニュージーランドのオークランドは12日にアラートレベル3となってから2度目の週末を迎えた。

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(ニュージーランドは9月から冬。待ちきれない花たち)

前回のロックダウンでは自分の中で孤独やわだかまりもなく、また「30日間YouTube更新チャレンジ」、平日昼はここで面倒を見ている子供たちと一緒に過ごしていたこともあり、精神的につまづくことはなかった。

だが、今回のアラートレベル3ロックダウン(前回の記事へとぶ)では何かが違う。

期間やロックダウンの内容は前回とさほど変わらないのに、自分の中では違いがある。その感じ方の違いについて、今回は記事にしていきたい。

筆者についてはこちらの自己紹介(外部リンク)を参照いただきたい。

違い① 友達と会えないこと


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前回のロックダウンが始まる3月時点では、オークランドにきて2ヶ月ほどしか経っておらず、また、3月にカナダに渡航する予定だったため友達づくりに積極的でなかった。

ロックダウンが終わった4月。
アラートレベル2になり、以前のようにMeetupやその他のイベントに参加できるようになり、少しずつ交友の輪が広がっていった。

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(8月、レベル3に逆戻りする直前に参加したMeetup)

ところが、102日ぶりに国内新規感染者が見つかったことを受け、首相から発表があった翌日には再ロックダウン。

前回のロックダウン前になかったものを手にした事によって、それが一旦なくなってしまう禁断症状ともいえる状態になっているのかもしれない。

違い② 生活に慣れてきたこと


前回のロックダウン前はフランス人家族の元で働いていた。
ロックダウンが始まる直前、コントラクトが切れるのを受けてKiwiファミリー(ニュージーランド人の意)で生活が始まった。ロックダウンが始まる前日のことだった。

2週間ほど経った頃、ある朝彼女がやってきて、
「実はあと10日でここを出て行ってほしいの」と言われてしまった。
(※詳しくは私のYouTubeチャンネルにて紹介している)

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そんな折、今のファミリーと連絡をとって引越しがトントン拍子に決まった。ロックダウン中は別段理由がなければ引越しもできなかったが、彼女がエッセンシャルワーカーだったためそこも無事にクリア。

ということで、5月14日にアラートレベルが2になるまでの残り1ヶ月を新しい家族の元で過ごすこととなった。

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(※8月23日現在、ここのファミリーの許可をいただいて私の仕事を紹介する動画を制作中)

ここのkidsは4月の終わりに他の家族より早くday careに戻っていたので、実質、日中を一緒に過ごしたのは2、3週間だったろうか。

それでも新しい家族、新しい子供たち、新しいエリア、新しいスケジュールetc...と学ぶことが沢山あり、毎日があっという間に過ぎていった。

それに対して今回は、ここの家族の元で働き出して4ヶ月が経過しており、生活に慣れたことにより自分の中に時間的・精神的余裕が生まれ、それを持て余しているのも違いのひとつだと感じている。

違い③ 時間をつかう対象の変化


3月から4月にかけては自分磨きというか、スマホもほとんど使わずkindleで読書をしたり、オンラインコースで新しいことを学んだり、YouTubeチャンネルを開設して実践で編集方法を学んだり、TEDを観ながらシャドーイングしたり、日記を書いたり・・・毎日忙しかった(笑)

5月に今までの生活が戻ってきて、夕方外出する機会も増え、外とかかわる事が増えるにつれてその習慣は少しずつ消えてしまった。

5月、6月は物事の進展が少し遅く感じたものの、ロックダウンで築いたお家時間のバランスと外に出る社交時間のバランスを保とうとしている時期だった。

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6月に初めて英語本を読破。
「Beautif Money」というself help book.(自己啓発本)

お金のことだけでなく、人生で何が大切なのかを問う素敵な本だった。

7月に入り、あまり更新できていなかったYouTubeも週1回くらいで更新。
と同時に、7月末に再計画していたカナダ(ワーホリ)渡航の可能性もあったので、「片足ニュージーランド、もう片方はカナダ」のような先の読みにくい状況であった。

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また、ニュージーランドを去ることになった時に備え、悔いの残らぬようにハイキングをしたり、ロトルア(6月)やタウポ(7月)、ワイヘキ島(7月)に旅行したり、「このあとセカンド(セミ)ロックダウンが来るの知ってたの?」ってくらい色々と挑戦した。

ニュージーランドでのハイキングとマーケットの様子はこちら

#39 【ワーホリ×ニュージーランド】とある7月の週末-A hike on the weekend as well as food market-

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タウポ&ロトルアの旅の動画はこちら

#38 【うたってみた③×ニュージーランド】残酷な天使のテーゼ - A cruel Angles's Thesis from Neon Genesis EVANGELION -

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7月末、無事にカナダ入国期限の延長(90日間)が決まり、航空券の手配し直し、アコモデーション(宿泊施設)のキャンセル、保険日程の延期、ジョブオファーのお断り等々、色々と忙しく動いた。

8月に入り、ずっと行きたかった映画館に行ったり、

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YouTubeの編集をしたり

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先輩YouTuber、Sakurakoさんのチャンネル「Life is a wonderful adventure」でインタビューしていただいたり

【ニュージーランドワーホリ】オフ会 in オークランド | Let’s meet up in Auckland! 🇳🇿 #187

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行きたかったPubにリベンジ再訪問したり

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前向きなエネルギーで日々を過ごしていた矢先でのアラートレベル3.

ちょうど体調を崩していたので、コロナの検査を受けにいったり、仕事ができず家にてひたすら寝て過ごした。

11日に発表されて12日に施行となった今回のレベル3ロックダウン。

23日現在では26日までの2週間の予定だが、明日24日に延長の可否が発表される。

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(NZの首相、アーダーン首相(写真左))

ここ2週間は正直、行動が制限され、友達とも会えず、人と話すことでエネルギーがチャージされる自分にとっては対応が難しい日々が続いた。

もし自分が日本にいればきっとテレビを観たり、テレビゲームをしたりして気を紛らわせるのだろうが、さすがに1日5時間もPCに向かってYouTubeの編集作業をすると気持ちが萎えてくる。

やはり人間は「社交の生き物」なのだと思い知る。


違い④ 目標に向かうベクトルの違い


今振り返ってみると、3月-4月にかけての前回のロックダウンって、「このロックダウン、乗り切ってみせる」っていう希望というか、その先を待ち望むエネルギーがあったんですよね。

「毎日YouTube更新」っていう分かりやすい目標もあって、日々余計なことを考える時間がなかった。

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それに対して今は、目に見える目標がない。
最近フォローさせてもらっているVOGUE GIRL連載のしいたけ占いによると、今週の射手座の運勢はこんな感じ。



「雑談が必要」の茶色が出ています。今週の射手座は結構大きな方向転換があるようなときで、結論から言うと「ひとりで背負い込む路線」を変更しようとしているのです。
あなたが普段ひとりで奮闘できる理由、ひとりで考え、ひとりで自分を成長させようとする理由は「帰ることができて、共に喜び合いたい人」がいるからです。あなたは「会おうと思えば会える人」、そして、「少しだけ遠くにいる人」も含めて、「私はこの人と一緒の景色を見てきた」と、そういう大切な“家族”と言える人達との思い出があるから頑張れるようなところがあるのです。
今年の射手座は「どこに力を入れたらいいのかわからなくなる」ことがあります。ネガティブな意味で言っているわけではなくて、自分の力の発揮の仕方を調整していく必要があるからです。
「特に今、欲しいものがない」と思うこともあったりします。
あなたのやる気って、「見てろよバッキャロー」なのです。
あなたが明日を迎えていくためには、誰に「見てろよバッキャロー」を言いたいか確かめる必要があります。ときに人は、自分のためじゃなくて、他人のためにやろうとしたことで頑張れることがあるから。


うーん、なんか分かるような、分からないような(笑)
でも言葉の選び方とか、しいたけさん凄いです。

でも確かに、今やっている活動だったりを分かり合える仲間が欲しい、というのは強く感じるし、自分の心の拠り所となる家族だったりが欲しいって思ったりする。

要は、人生の醍醐味だったり自分が情熱を注げる対象をシェアできる仲間がいるかどうか。

そういった意味で今は自分に改めて「これからどこへ向かいたいのか」を少しずつ探っているフェーズなのかなぁと思ったりする。

ひたすら前進してきたこの4ヶ月。

果たして自分はどこへ向かい、どんな景色が見たいのか

モヤモヤしながら過ごしていたこの1週間。
昨日は一旦歩みをとめ、久々に一人で1時間のウォーキングに出かけた。

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一人で鳥の声をきき、緑に囲まれて歩いていると不思議と気持ちが落ち着いた。

自分の中にあった漠然としたいらだちやフラストレーションが晴れていくのを感じた。

おわりに


前に進むのも大事だけど、それと同じくらい立ち止まって
「今自分が何をどう感じているのか」
を見つめ直す時間も大切なのだと感じた。

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人間だから、感情にも運気にも波があるのは当然。

それに対して焦ったりせず、その時々にふさわしい過ごし方を選択していけるように練習していきたい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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2020年8月 ニュージーランド、オークランドより

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