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【2022年6月】さようなら、沖縄

振り返ってみると、6月はあっという間に過ぎていったように思う。
今は東京に戻って数日経ったところだが、今日のフライトで東京を離れる。

沖縄で過ごした6月を振り返っていく。

1.3ヶ月の契約が終了

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6月の上旬、働いているリゾバ先で約1週間の休みがあった。
梅雨の中できることは限られていたけれど、美容院に行ったり新しい水着やスーツケースを買いに出かけた。

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デジタルパーマをかけたのは何年ぶりだったろうか。

5月のGW明けからはお客さんも少なく、毎日退屈な日々を過ごしていた。
それが一転、1週間の休み明けには稼働率が80%を超える日々が増えていった。

今までの退屈な日々とは裏腹に、人々の梅雨明けへの期待を集客率が表しているようだった。それに伴って、長く退屈な3ヶ月のアルバイト生活にも出口が見え始めた。

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毎日雨続きの日々が続いていたが、雨の後に見えた虹が文字通り「止まない雨はない」と励ましてくれているようだった。

契約を更新しない意志は変わらなかった。
誰にでもできる仕事だし、やりがいはないし、何よりこんな薄給で繁忙期の沖縄でこき使われるなんてご免だ。

大切な人生の時間をムゲに過ごすほど私は無知じゃない。


2.私の沖縄生活を救ってくれた人

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3月から始まった沖縄での生活は楽しいだけのものではなかった。
知り合いもいなければ自由にどこにでもいける公共交通機関がいつでも使えるわけでもない。

そんな中、写真の友人にはたくさん救われた。

仕事終わりに一緒にご飯を食べに行ったり、休みの日に一緒にビーチや観光スポットに遊びに行ったり・・・。

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仕事の契約が終わって退寮した時にも、車で荷物を運ぶのを手伝ってくれたり、本当に何から何まで色々と助けてもらった。彼には恋愛感情はなかったけれど、友人として一緒に時間が過ごせたことが嬉しかったし、楽しかった。

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最後に一緒に那覇とその周辺を観光した週末。
もうこれで会えないかと思うと、急に涙が出て来た。

人との出会いと別れは何度も繰り返してきた。彼と友達になった期間だって短い。だけど、人との思い出は知り合った時間でははかれないんだと思った。それまで過ごした時間が濃ければ思い出だってたくさんある。

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バイトを辞めることも、沖縄を離れることもちっとも寂しくなかったけれど、彼と離れる瞬間に流した涙は、正直自分でも予想外だった。

そしてもっと意外だったのは、彼も涙を流したこと。もらい泣きなのかもしれないけれど、その姿を見て余計にグッと来てしまった。


3.環境は自分で選ぶもの

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仕事の最終日にそのまま引越しをした。空っぽになった寮を見ながら、3ヶ月しかいなかった職場にも、うわべだけの人間関係にも感慨深くなるわけもなく、あっさりと引越しを終えたのだった。

何度も言ってきたが、何度でも言おう。
環境はとーーーーーーっても大事だ。なぜなら付き合う人間だったり、住んでいる家が自分の思考や行動、強いては人生に与える影響がとても大きいからだ。

だから、住む場所や付き合う人間を吟味してもし過ぎることは決してない。
今いる環境が好きになれないなら変えればいい。無理に環境にフィットする必要はない。自分が環境を変えればいいのだ。

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梅雨が終わり、夏が訪れるのを肌で感じながら、そんなことを考えていた。


4.那覇と八重島(石垣とその周辺)で過ごした1週間

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長く退屈だった3ヶ月のアルバイト(軟禁)生活が無事に終わり、自分へのご褒美にと沖縄を観光してから東京に戻ることにした。

石垣にするか、宮古にするか迷ったのだけど、ちょうど東京から石垣に何度も行っている友達がワーケーションで同じ頃に来たいとのことだったので、石垣島とその周辺(八重山諸島)にすることにした。

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見て、この海の色!

梅雨も終わり、「これぞ沖縄!」って感じだよね。
やはり沖縄は働く場所ではなく、遊びに来る場所だよな~なんて思った。

それこそ写真と動画を物凄い量撮ったんだけど、こんな海外みたいな海の色を見たら撮らずにはいられないよね。

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シュノーケリングで亀と一緒に。

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リアル ファインディング・ニモ。

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もちろん、定番の水牛車にも乗ってきた。

載せたい写真はたっくさーんあるんだけど、全部載せてたらただの旅行記になってしまうので今回はこれくらいで。

ワーケーションに来てて何度も石垣と周辺の島に行ったことのある友人とは別行動しながら過ごした。やっぱり私は仲良しこよしの女子旅よりも、パートナーと一緒の旅行か、気ままな一人旅が性に合ってると再確認したのだった。

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(スクーターをレンタルして島を周遊していたら寄ってきた道端のヤギ)


5.ただいま東京、そしてまたね

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これは7月の話になるから厳密には6月の振り返りではないのだけど、7月の頭に沖縄から東京に戻ってきた。1月にカナダから帰国して、2月の中旬に西日本の旅行のために一度離れたから約5ヶ月ぶりに戻ってきた。

といっても、東京で無料で滞在できる場所がないので、いつも滞在先の確保に苦労する。

今回はトランクルーム解約に伴い預けていた荷物を整理整頓することと、役所回りの手続きがメインだったので、ビジネスホテルやホステルに宿泊した。

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自分でも中々ハードなスケジュールを過ごしたと思う。

最終的にはトランクルームに預けていた荷物は全て段ボール1つから預かってくれるサービスに移行することにした。有名どころではminikuraというサービスがあるが、今回は初めて「サマリーポケット」というサービスを使ってみた。

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段ボール10個、スーツケース4つを預かってもらった。
これで気持ち的にだいぶスッキリして、肩の荷がおりた。

母とも数ヶ月ぶりに再開して、お茶をしてきた。

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東京に愛着もなければ未練もない。帰ってきて特になつかしさも感じない。
けれど、いつでも好きな時に気軽に電車に乗れて好きな所に行けるのは、間違いなく沖縄にいる時にやりたくてもできなかったことの1つだ。


おわりに

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6月に感じたことは色々とある。ただただ遊んでいただけじゃなくて、次のことを考えたり、面接をしたりもした。(結局採用通知をもらった短期バイト2つとも条件がイマイチで辞退したのだけども)

軟禁状態から解放されて、自由を取り戻せた喜び。
相変わらず自分は「日本に属してないんだな」という気持ち。
東京の電車で感じた、メカニックでシステマティックな都市生活に対する違和感。

これだけ人で溢れているのに、繋がっている感じは全然ない。

こんな風に俯瞰してみることができるのも、きっと沖縄でゆるーい風に吹かれてのんびり過ごしたことによる産物なのかもしれない。

これからまた別の場所で新たな毎日を送っていくわけだけど、新しい日々の中で今一度自分と深くつながれたらいいなと思う。それが今の望みだ。

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今日はせっかく七夕なので、波照間島で観た天の川でしめよう。


2022年7月7日
空港に向かう前に、東京でステイしたホステルより
Mari

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