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アメリカ人猫とアメリカ人小学生のお弁当

小学1年生になり、ひとりで黙々と本を読むようになった娘であるが、夜寝る前に時々本を読んで欲しいとねだられる。

昨晩は、久しぶりにこの可愛い可愛い「Henry in Love」を読んだ。

猫のヘンリーが、同級生のうさぎクロエに抱く、本当に淡い淡い恋心が描かれた、可愛い可愛い絵本。

あまりに絵が可愛くて、子供が赤ん坊の頃に思わず買ったものだったけど、自分が学校に行く年齢になったので、ヘンリーの学校でのシチュエーションを、子供は恥ずかしそうにクネクネしながら聞いていた。

席替えでクロエと隣同士になったヘンリーは、朝お母さんが焼いてくれたブルーベリーマフィンを、オヤツの時間にクロエに献上する。そしてクロエが持ってきた人参を代わりに食べる。それでも嬉しいらしい。

娘の小学校も、お昼の前にスナックの時間があるので、弁当の他にちょっとしたもの(だいたいフルーツを切ったものとか、バナナ1本とかその程度)を持たせないといけない。

ちょっと前だがこの絵本に出てきたブルーベリーマフィンをスナックに持っていきたい、と子供にせがまれて、焼いたことがあった。

絵本みたいに真っ青は流石にできなかったけど、それでもご満足いただけたよう。

なんとなく、好きなもの、良かったものは、それを作った人に直接伝えたいなーと思い、作者のピーターさんにもこの写真と一緒に、娘がこの本が好きなことを書いてメールを送ったら喜んでくださった。

さて昨晩この本を読んでいたら、ヘンリーの食生活が少し気になった。

兄と食べる朝食はシリアル、トースト、バナナとジュース。

お母さんが茶色い紙袋に入れてくれるお弁当は、ピーナツバターサンドイッチ、りんごにパックの牛乳。

そしてオヤツにはブルーベリーマフィン。

・・・ほぼ、糖分・炭水化物のみじゃん・・!

しかしアメリカの子供の弁当、実際こんなもんである。ハムとチーズしか入っていないサンドイッチ、ピーナッツバターとジャムが塗ってあるだけのサンドイッチ。クラッカーにチーズ。

野菜も料理というより、野菜スティックみたいなものだったり、ブロッコリーだったり(ブロッコリーやカリフラワーも生でぽりぽりやる)。

お弁当を持たせる親としては、朝5分もあればちゃっちゃと用意できるので楽ではあるのだけれど、昼が適当なぶん、朝晩でしっかり補充しないといけないよなあ、とも思う。

猫なのに糖質ばかり摂取しているヘンリーであるが、最後はマフィンと引き換えにクロエから人参を貰っているので、多少の野菜は摂取できたものだと思われる。葉付き人参だったので、ぜひ栄養価の高い葉っぱ部分まで食べておいてほしい、と食べ物のことばかり考えている身としては、絵本のキャラクターにさえそう思ってしまうのであった。

おまけ:

我が家の小さいさんは米好きで、結構ガッツリした日本のお弁当をいつも所望されるので、あまりアメリカンな弁当は持っていかない。日本みたいに見栄えや内容を先生に見られることも無いので、前日の残りものを詰めたりとかなり適当(通っている日本語学校でも昼持参なのだが、時々お迎えの時に先生にお弁当○○でしたね〜ってコメントされてちょっとドキドキする。笑)。

というわけで、毎日せっせとふりかけ付きで、茶色っぽい弁当を持参している。あまりアジア人が多くない学校で、浮いてないのかなとも思うが特に気にもしていない模様。この日は広島カープふりかけ、梵英心だ!

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