ぼくたちの砦がここにある――映画『都会のトム&ソーヤ』
はやみねかおる作品と私が出会ったのは小学5年生のとき。
それから15年あまりが経った今でも、はやみね先生の書く物語は私の宝物であり、はやみね先生は長く追い続けている作家の一人だ。
『都会のトム&ソーヤ』も小学生のころから読みふけり、多少追いかけるのが遅れることはあるものの、今でも集めている作品である。
その『都会のトム&ソーヤ』が実写化するという情報を目にしたとき、期待と喜びと不安がないまぜになった。
15年以上も私の中で元気に動き回っている内人や創也たちが、いったいどん