ジャイプールでの布探し

インドで一番楽しみにしていたジャイプール。

手工芸が大好きなので、インドに来た一番の目的は民芸品を見ることでした。

ジャイプールは布が有名で、日本からも多くのバイヤーが買い付けに来る場所。
特に、ブロックプリントという、木を掘って、インクをつけて生地にプリントして柄を染め付けるものと、カンタ刺繍という、サリーなどの古い布をパッチワークのようにして、ひたすら波縫いをして一枚の生地にするものが有名で、これを見るのをとても楽しみにしていました。

そしてたまたま連れて行ってもらった工場での光景に、大興奮。
ホコリっぽい倉庫の中に、布が大量にストックされている。

すぐに飛びついて布を買いあさり、
気づいたら
ラグ、ベッドカバー、プフ、ドレス、クッションカバーなど、大量の布を買っていました。

買ったあとに心配になってお店の人に重さを聞いたら、「10kgくらいかな」と言われ
たので、フランスのときの輸送事件(詳しくは過去の投稿をご覧ください)の学びから、自分で持って帰ることにしました。

ホテルまでは、荷物を届けてくれるというのでお任せし、
夜ホテルに戻ると、でっかい不織布の袋が二つ、フロントに届いてあった。

重さは25kg。インド人の嘘、ものすごい。

これは手で運ぶのは無理だと、翌日、スーツケースを探す旅が決定した。

翌朝。早起きして街に繰り出す。
チェンナイへのフライトが2時だったのでそれまでにスーツケースを見つけよう。
ローカルマーケットに行けば安いのが売ってるはず。

ただ、その前に一箇所だけ、どうしても行きたいところがあった。
インドの手工芸バイヤーにInstagramで片っ端にDMした結果、1件だけ返信してくれた人が教えてくれた、ジャイプールで布を売っている場所。
一瞬だけ見てみよう。
トゥクトゥクに乗って街を走る。

目的の場所について、目にしたのは大量の布の山。そして大量の段ボールに布を詰め込んでいるヨーロッパから来たバイヤー達。
ここで、バイヤーになりたがりな私も便乗して、布の山を漁り始める。

そして、気づいたら2時間が経過し、10kg分の 絨毯を買っていました。

もう手で運ぶのは無理だ。
スーツケースも買えなかった。
昨日買った布たちは輸送することにした。結局、送料は25000円。どのラグよりも高い。

果たして、私の布は無事届くのでしょうか。

2日間で買った35kg分の布、広げるのが楽しみです。

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