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旅の原体験 ~「好き」の公言にエモさを求める必要はない~

こんにちは!MARIです。
今回は旅が好きな私の「旅の原体験」というテーマです。

はじめに言っておきますと、「旅で行った土地の人との心温まる交流」や「人生観・価値観が変わった旅先での出来事」というような、旅が好きになる原体験としてのいわゆる「エモい体験」の話ではないです。なぜなら、そういった「エモい体験」がとりわけ何もないからです。留学もワーホリもしてないし。
※エモに対して否定的なわけではありません。単純に原体験と言えるようなエモ体験がないだけです。

ただ、こういった「好き」にまつわる話って旅に限らずエモさがないと薄っぺらいような扱いを受けることが多いなと正直思っているのですが、エモエピソードが無くても好きなものは好きと言ってええんやで!という気持ちを込めて、私の原体験の話を書きます。
シンプルに、好きなものは好きで良くない?(笑)

私の旅を好きになる原体験を総括すると
「家族旅行や修学旅行など自分の意思とは関係なく催される旅行を重ねていくうちに、そこに行かないと見ることができない景色や食べることができない名物がたくさんあることを知り、生きているうちにその土地独特のものにもっと触れたい、知らないことがもったいないと思うようになった」になります。その中に大きな転機となった1回はないのか?という話ですが、とりわけないです(悪い意味ではない)。

ということで、上記を深掘っていくと、会社と家の往復だけでは得られない以下3つが挙げられます。

行ったことのない場所・いつもと違う場所に行くドキドキ・ワクワク感

今まで行ったことのない場所に行くとき、どんな景色が待っているのだろうか、どんな美味しいものが待っているのだろうか。インターネットやSNSで情報収集はできますが、やはり実際に現地で五感で体感するまでのドキドキ・ワクワク感はあります。
また、行ったことのある場所でも、初回は定番の観光スポットに行くことが多いと思いますが、二回目以降はそこまで定番でもないディープな場所に行ったり、定番の場所でも一度行って楽しかったので再訪したりと、いつもの生活圏と違うところに行くからこそ得られる楽しみがあります。

二度目の金沢旅で行った、ちょっとディープなスポット「光水土」

知見が広がる・知的好奇心が満たされる楽しさ

見たことのない絶景に地域独特の空気感や文化、普段食べられないご当地のグルメを食べるなど、現地で五感で体験するからこそ得られる知見があります。また、旅の道中も、初めて行く複雑なターミナル駅での乗り換えや、電車やバスの少ない地域で効率的に移動する方法を調べたり考えたりすることも、いつもの慣れた地域での生活では得られない知見が得られます。

また、歴史のある建造物や歴史上の人物にゆかりがある観光地などで解説をじっくり聞いたりすると、「これはこういうことなのか!」「この人はこういった偉業を遂げた人だったのか!」と、今までの人生で打ってきた点と点が結ばれていくかのように理解が進みます。
「歴史の授業で聞いたことある気がするけど・・・何だっけ?」というおぼろげな知識が、実際にその場所を訪れると、しっかり自分の身になります。

仙台の伊達政宗公騎馬像

スタンプラリー感覚(笑)

47都道府県、そして行くことのできる安全な国は全部行ってみたいというちょっとした野望ができました。
具体的にそれらの場所にどんな特徴があるか理解した上で、ここに絶対に行きたい!というものがあるわけではないのですが、ではなぜそう思うのかというと、きっとスタンプラリー感覚があるのかなと思います。
楽しいじゃん、スタンプラリー。(笑)
47都道府県制覇した時の達成感を想像するだけでワクワクです!

さいごに

旅って何か特別なエピソードがなくても、これだけで十分楽しいのです。
人の心を動かせるようなエピソードがあることはもちろん良いことだとは思いますが、「好き」の公言ってこんなゆるくてもいいんじゃないかと思うんですよね。
「好き」がある生活って楽しいです!!


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