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失敗した朝に仙台麩と茄子を煮る

朝起きて、ああ、伝え間違えたーと思った。少しの文字の打ち間違いで、意味が全然変わることに何時間も経ってから気付き、しばらくベッドで「気を悪くさせてたらどうしよう~」とゴロゴロ。

こうしていても仕方ない。心の中で謝って、切り替えよう。念のため旦那さんにも、言葉で失敗したらどうするかきいてみた。「Pちゃん抱っこして寝る」と回答をして颯爽と出掛けていった。なるほど。

気持ちを切り替えるため、新しい食材の仙台麩を使うことにする。YouTubeで初めて存在を知って以来食べたかったものだ。昆布巻きの煮汁を冷凍してあったものを使い、仙台麩と茄子を煮る。

という簡単なものだけど、持っていたはずの豚の落し蓋がない。出番があまりなかったので断捨離してしまったかもしれない。あれ可愛かったのに…と、またくよくよする。

しばらく煮込んだりかき混ぜたりする。かき混ぜる作業はたのしい。味見をしてみる。口に入れた瞬間の茄子がふわりとしている。仙台麩も煮込んだから柔らかいけど弾力がある。油麩なので元の出汁もさっぱりしすぎなくてよい。鯖の出汁がよく染みている。

いきなり冬がきたからね。身体や心も疲れたろう。あったかくして、あたたかいもの食べようっと。

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