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パリオリンピック、初めての柔道観戦記

こんにちは。まりです。
今回は、パリオリンピック大会で、柔道を初めて観戦した感想を書きます。

柔道は、スポーツとしての側面と、武士道としての側面を兼ね備えていると感じています。そういう部分もとても興味深く観ることができました。


きっかけ

約10年ぶりに実家に帰ってきた。自宅にはテレビを置いていないけど、実家にはそれがある。だからごく自然に、今年はオリンピックを観る機会を得た。

これまでにオリンピックを観たことは、ほとんど無い。
シンクロナイズドスイミングとか、フィギュアスケートを観ることはあっても、他のスポーツにはまったく縁がなかった。(ダンスが好き)

それが偶然にも実家に帰ったことによって「阿部兄弟の試合は絶対に見た方がいい」と言われて、柔道のルールも知らないままになんとなく観てみることにした。

阿部兄弟の試合を観戦

阿部詩選手

そして、迎えた阿部詩選手の試合。
女子52キロ級2回戦。対戦相手はウズベキスタンの選手だ。この選手は、さっきまでの試合でめちゃめちゃ強かった印象が残っている。

まぁ2回戦だから勝てるさ、と家族が話しているのを聞いて、そういうもんなのかーと思いながら観ていたら、まさかのまさか。一本負けだった。

阿部詩選手は畳から下りるやいなや、泣き崩れて号泣していた。そこから強烈な感情やこれまでの苦悩が伝わってきたような気がして、関係ないのにわたしも泣けてきた。

一緒に観ていた家族もショックを受けていたけど「この後、お兄ちゃんがリベンジするんだ!」と、なんだか心に火がついたようだった。

阿部一二三選手

そこからの、お兄さんの阿部一二三選手の試合はもう勢いが強烈だった。凄いとしか言えない戦い。

男子66キロ級2回戦、準々決勝ともに一本勝ちを決めた。柔道を全然知らないわたしでも、これがまさに日本の柔道だ!と言いたくなるような試合だった。

阿部一二三選手は、準決勝は技ありで勝利、決勝戦では合わせ技一本で金メダルを獲得した。
観覧席の詩選手は、今度は嬉し涙を流していた。

柔道の面白さ

この兄弟のドラマをきっかけに、わたしは柔道の面白さにどんどん引き込まれていった。

試合中は一瞬の気のゆるみも許されない。その真剣勝負に、観ているこっちも呼吸を忘れそうになる。

阿部一二三選手が金メダルを獲ってから、日本の選手が出ていない試合も観戦するようになった。
どっちの国も頑張れー!と、応援し続けて、気付いたとににはしっかり柔道ファンになっていた。

まとめ

今回は、初めて柔道の個人戦を観戦した新鮮な気持ちを記しました。

その後の団体戦にもドラマに続くドラマがあり、それぞれの選手の諦めない姿勢、葛藤、挑戦が伝わってきて。もう文章にまとめるのが難しいくらいだけど。本当に本当に良かったです。

今回、フランスは柔道が強いよ、ということも初めて聞いて、全然イメージにないなぁと思っていたけど、フランスは本当に強かった。
(フランスはアートやファッションのイメージだった。もっと勉強しよ。)

世界中の選手たち、その家族やサポーター、柔道ファンが熱狂した数日間。
いい時間だった。

Merci beaucoup. 🇫🇷

#スポーツ観戦記

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