ほとんど知らない調整控除とは
こんにちは。
前回は、青色申告特別控除について
お話しました。
今回も、控除に関する
調整控除について記事にしていきます。
僕が色んな記事や実際に体験したことを
簡単かつ分かりやすく、また費用面などを踏まえて
記事にしていきます。
では、早速お話していきます。
調整控除とは
簡単に言うと、
住民税と所得税の間にある所得控除額の差を一部埋めるための税額控除です。
住民税と所得税では所得控除額が違う
住民税と所得税は、
ともに、計算順序は変わりません。
ですが、14種類の所得控除については、
その多くの項目で所得控除額が、住民税と所得税では異なります。
所得控除(人的控除)
所得控除(物的控除)
上記の図で分かるように、多くの項目において、住民税のほうが所得税より所得控除額が小さくなっています。なので住民税は、所得税より課税所得金額が大きくなることになります。
これらの理由により、
所得税より個人住民税の方が所得控除額が小さいことで、住民税の課税所得金額が増えることに対する緩和措置ということになります。
調整控除の計算方法
【例】合計課税所得金額 250万円の場合
※以下計算方法
{人的控除額の差の合計額 −(住民税の合計課税所得金額※−200万円)}の5%
人的控除額の差の合計額は、
基礎控除5万円+配偶者控除5万円=10万円
{10万円−(250万円−200万円)}×5%=2万円
2万<2500円
よって調整控除は2500円
合計所得金額が200万円以下の場合は人的控除額の差の5%になり、2500円を超えることがありますが、合計所得金額の200万円超の場合は2500円を超えることはまずないということになります。
まとめ
調整控除とは、住民税と所得税の間にある所得控除額の差を一部埋めるための税額控除である。
合計所得金額が200万円超の人の場合は、ほとんどの場合で最小金額の2500円となる。
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