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マルグリの性体験②

※注意‼️過激な写実があります
苦手な方は閉じて下さいませ‼️
このシリーズを書く理由については
https://note.com/marguerite2323/n/n1dc26c964bcd
↑上記『マルグリ性体験①』ご覧ください。

母親に包丁で刺されそうになったり、家に火をつける母親を止めたり
ネグレストが日常だった親からの逃走は15歳の私にとっては、究極の選択であった。母親は極度の精神疾患を患っていたのに通院を進める私に罵倒するだけであった。
「私を!精神異常者だというの?精神病院に閉じ込めるつもりね!!!」
狂気のさたであった。どんなにメンタルクリニックの有効性を説いても発狂して真面に聞こうとはしなかった。病識の欠落と、旧時代の思想に囚われた哀れな女だと諦めるに至った。

15歳にして一人生きていくには、私には何もなさ過ぎた
お金も、住む場所も、知識も、知人も
あるのは郵便局の通帳に少量の小銭と肉体だけであった。
有難いことに日本の教育制度は都立高であれば所得により学費免除で高校を卒業できることだ。

今、学生のあなた!
日本に生まれ一定の教育を受けることに感謝すべきです。

さて、神様は私に最悪の両親と過酷な生い立ちを与えたが
(神なんて信じてないけど)
唯一、そこそこの顔と無駄に大きな胸と媚びた甘い声色
そして、名器を装備させた

つまり、身体で稼げや

という有難いお言葉です。(感謝してねーけど)

一人目の飼い主は20代半ばのギタリストでした
それなりに、有名なので名誉のため名は伏せます
そのころ全盛期だったV系バンドとだけ

私にとって初体験の男です
ニコチンの臭いの染みついた女慣れした男です

私はロックバンドを幾つか掛け持っていて
歌わせて貰ってました
歌うことはただ一つの生きてる実感だった気がします
歌うことがとにかく好きでした。歌詞を担当させてもらい、自分の痛みを想いをメロディに乗せてぶちまける瞬間が
あの頃、生存への細い一本の糸だった。

歌うこと、住む場所、食べるもの、着るもの
最低限の生命維持の為に代償になったのは
若い肉体でした

SEX

苦痛な時間は昼夜問わず訪れた
学校は最低出席に数とテストの点でどうにかした
バンドの練習、家事、パン屋での日中のバイト
男の相手
私のスケジュールはギシギシだった
でも、ライブハウスで歌わせてもらうことは救いだったので
寝る時間なんて殆どなくても回していた。

酒に溺れた全く美味しくない酒を呑んでは苦痛を忘れようとする
しかし、私は悲しいかなザルだったので酔えない
煙草は一日二箱近くが消費され学校でもトイレで吸うほどの
ニコチン中毒だった。

男は家に帰るのは深夜が多く、逆に昼間オフの日もあった
スタジオ入りして数日間帰らない日はホッとしたもだ

帰宅してまずは玄関で始まる
リビングのテーブル上で出来たての夕飯が冷めていく
グラタンの匂いがした
ホワイトソースから作ったのに
そんな事を考える

男は乱暴に下着を剥ぐ
服は着たままの事が多い
ゴツゴツしたアクセサリが太ももを擦って痛い、外してほしい
ギタリストの指は長くて硬い、弦を抑えるのに指先は硬くなるのだ
ギタリストの練習を重ねた職人気質の指は好きだ
メロディを奏でる時はあんなにも美しいのに
同じ手で私を抱くときその手は余裕なく滑稽だ
初めの時と違い私は濡れるように身体を操ることを覚えていた
痛いのが嫌だからだ
快感がなくても女は濡れる、濡らすことが出来るようになる
内腿を伝う愛液が男を更に興奮させ
甘い喘ぎで追い打ちを掛けてやれば速く済む
私は至って冷静だ、如何に自身のダメージを減らすか体力を削られないよう時短するか頭をフル回転させて
男のイイところを舐めて齧って、言葉で甘える

これは仕事なのだから、私はミスなくフィニッシュさせる

玄関で着衣のままバックで入れる
エプロンは演出だ
壁に爪を立てて鳴き声を漏らす
男は数回腰を振り私のでん部に白いものを吐き出す

私のHPは削られなかった、合格である

その後一緒にお風呂に入りまた始まる

ねぇ今夜は何回?

グラタンのチーズはガチガチに固まってしまったわ
サラダもぱさぱさに乾いている

あぁ喉がカラカラに渇く

でも、今夜も眠る場所があることに感謝します

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