知るためにnote
自分を知るために、自分以外の人と接する。
自分の価値観を知るために、自分以外の人の価値観に触れてみる。
自分の家庭を知るために、他人の家庭を観てみたり、本を読んでみたりする。
自分の故郷の良さを知るために、故郷以外の街に行ってみる。
日本を、日本人を知るために、海外に行ってみる。
地球のことを知るために、重力を突き破って宇宙に行ってみる。
何かを知ろうと思えば、今と違う場所に行ってみる。今までとは違う場所に自分を置いてみる。今まで触れたことがないものに触れてみる。
そうやって、若いうちは「外へ、外へ~」と意識も体も外に向かって伸展、膨張していくみたいだった。
そして、ゴムが伸びたら、元に戻ろうとするように、今では、自分本来の大きさに戻ってきつつある。
外に向かって伸展、膨張していた頃は、まだ若かった。だから、足も腰も心も踏ん張りがきいた。何より、外へ外へ、前へ前へ、上へ上へと進むのが楽しかった。
今は、内側へ戻ってきている。気を抜いたら「パーン」と内側に引き戻されて、まるで、ブラックホールに呑み込まれそうだ。
ゆっくり、じわじわと本来の自分の大きさ、長さ、形に戻るためには、若いときとは違う筋肉が必要だ。しかも、年を取ってるので、ハンディがある。
わたしも年のせいか、疲れやすくなったし、食事量が減ったし、気力も気分も後ろ向きになることがある。ただ、頭痛が減ってきて、すべてが悪いことばかりでもない。
守りに入るには、ちと早い気もする。ただ、お一人様で生きるわたしは、無謀と挑戦の バランスを取らないと人生が詰まらなくなるだろうし、同時に、痛い目を見るだろう。
このnoteの世界には、わたしが手本とする、無謀と挑戦のバランス感覚のいい老兵、自称老テロリストが結構いる。
誰もが初めての「老い」を生きている。どの「老い」も自分だけの老いだし、同じようで違う。でも、同じ人間だし、参考になる。
だから、10年後の自分の生き方を考える思考材料として、彼らのnoteを読む。そして、 少しだけテロリストになる。
冗談です