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ほぼ無職だったのにかかわらず、まる一年かかった相続のお話。

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…巷で言われるような骨肉の争いこそありませんでしたが、故人が予想を上回る数の金融機関に口座を持っていた為、歩き回る羽目に…。ほとんど銀行、お役所遍路の記録です。
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2018年8月の記事一覧

4)ゆうちょ関連1周目

銀行・金融関連では、まず一番時間がかかると言われた『ゆうちょ』『かんぽ』から手を付けることにしました。 1. 所持品は、故人の『通帳』『戸籍謄本』『住民票』、相続人の『印鑑証明』あと実印でない印鑑。 入院中、父が『簡易保険』に入っているかどうか分からず、それだけでも教えてほしいと電話をしたんですが、教えてくれませんでした。 もし入っていたら入院給付は後で支払うと言われましたが、入院中必要だから入院給付なんじゃないかなぁ…まー書類見つけられなかった我が家が悪いのですが(-

3)お役所には現金、印鑑、身分証明書を持っていくこと! ~お役所2周目

1.葬儀から数日は何もする気になれず、毎日ルーティンをこなしていました。一週間たち、そろそろ戸籍に父の死亡が反映されるか…と思い起こして、のろのろお役所の出張所へ行きました。 朝早かったせいか、他に客はおらず、すんなり作業用の椅子に案内されました(その後すぐ、混んできた)。担当の方が出てきて、お悔やみ挨拶を交わし、本題へ入りました。 2. まず、父の『後期高齢者保険証』、『年金手帳』を返却。戸主の欄が変更されるとのことで、自分の保険証も返却。元から保険料は自分の口座から払

2)斎場とお役所と…葬式までの話

1.病院で亡くなった場合、遺体は一度家に戻すのかと思っていましたが、今は自宅で葬儀を行わない場合が多く、病院から斎場に連絡し、関係者が来て打ち合わせしてそのまま斎場まで運んでいくのが普通とのことでした。 (まー確かに、遺体はあっちこっちに何度も動かすもんじゃないか(・_・;)) 祖父、祖母は実家で見送ったものの、今はご近所にもその手の葬儀を行う家はなく、実家に戻った自分は、その足で自転車で20分くらいの斎場へ向かいました。 斎場の受付で名前を言うと、びしっと正装した係員が

1)入院から始まった話

忘れないうちに、2年前の相続狂騒曲を振り返ることにしました。 …それでも、細部はもう怪しいモンですが。 1. 父は病院へ入院して、3カ月で亡くなりました。 いい意味でも悪い意味でも、父は『殺しても死なない人間』だと思われていたので、80を過ぎた高齢者であるにも関わらず、周囲のショックは大きかったです。 ただ、入院してからはベッドに縛られ、殆ど点滴に生かされているという状態だったので、ようやく解放されたんだな…という感慨は皆の胸にあっただろうと思います。入院中見舞った人は皆