#48 Sarria para Portomarin 2018/6/16

巡礼の道1日目。
目指すはスタート地点サリアから22.4km離れたポルトマリン!
標高はこんな感じ。

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雨が多いガリシア地方ですが、初日はラッキーなことに一日中曇りでした!
道なりに沿ってひたすら歩いていくと…

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連日の雨でぐちゃぐちゃになった小川を渡るというミッションや
(すれ違う巡礼者たちと協力しながら渡るんだよ!)

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転倒した大木に道が妨げられていたり

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すぐそこに馬が登場したり。

目の前の風景が次々と変わっていくのが面白い。小学生の時から持久走大嫌いだったのはずっと同じ場所をくるくる走るからで、こうやって一瞬一瞬周りの色が、空気が、匂いが変わっていくのは本当に好き。自分の人生も毎日が全然違う色で塗りつぶされていって、振り返ったら自分にしかないカラフルな絵ができていた!そういう風にしたい!と、今巡礼の旅を思い出しながら感じましたとさ。
さて、この旅に地図は不要!
というのも、この子達のおかげ

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500m~1km間隔で巡礼の道のシンボルである貝殻マークがついた石碑が置いてあるのです!この矢印に沿って歩いていけば問題無し!
残り何キロか表示されている石碑もあるのでありがたい。

「パパ!もう残り100kmだって!」
「え、お前全部で100kmって言ってたよな?」
「あ、えーっと、サリアからだと全部で118kmです。」
「18kmも増えてるじゃないか!!!!」
「…ごめん(笑)」
というわけでとりあえず18kmは歩きました。

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お気づきでしょうか?パパは私のリュックを背負っています。
私は、パパのリュックを背負っています。
やっぱりパパのリュックは重すぎました。上り坂が多いので、さすがに60超えた人にこれはキツ過ぎる。パパには余計なプライドを捨てて頂き、ほんの少しだけ私と交代。10kgはあったはず。つまり2~3歳児をおぶって20km以上歩くわけですから…きっつ。(笑)
歩き続けること4時間くらいだったかなぁ?そろそろどこかで休まないとやばいわ。と思っていた矢先に人が集まっている。売店発見!

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パパとビールで乾杯。幸せそうな顔してます。
渇いた体が一気に潤う。魔法の飲み物だ。今までで一番ビールが美味しかったと感じた瞬間でした。

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売店のおばちゃん。気さくで素敵な人だった。毎日ずーっとお店の前を通っていく巡礼者たちにBuen camino!と声をかけて温かく送り出しているんだなぁ。自分が同じ場所に留まっていたとしても、毎日初めて会う人がいるって素敵だな。
ビール飲んだらこの親子はすぐ元気になりました。(単純)
後半もひたすら歩き続ける!
ポルトマリンまでの道中で、この巡礼中最初で最後の日本人に会いました!大学生の男の子で、めちゃめちゃ大きくて重そうなバックパック背負って、長いステッキ持ってフラフラしながらも直向きに歩いてました。春休みを有意義にしたいという思いから巡礼の全行程を歩いてきたそう。800km歩いてきた人にとっては最後の100kmって相当思い入れ強くなるんだろうなぁ。
彼のバックパックにはサッカーボールが入ってると言ってた。いろんな国でいろんな人とサッカーしたらしい。汗だくで服もクタクタだったけど、目が輝いてた!
彼の隣を歩いていたのはイタリア人男性。彼は結構身軽で歩くのが驚くほど早かった。パパとイタリア語で会話してひとしきり盛り上がった後、スタスタ前を歩いていきました。

あ!ついに見えてきた!

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ポルトマリン(港)はこの橋を渡った先!

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太陽も出てきて、なんだか迎え入れてもらえた気分。
大きな川だったなぁ。そして橋が思ったより長くてちょっぴり辛かった。(笑)

さらにその後

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事前学習で知っていたものの、この階段見たときの絶望感ってすごいよ。
パパは事前学習してないから素直に叫んでおりました。
一段一段噛み締めて登って行きました。

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ポルトマリンに到着〜!!!
とにかく初日、無事に着いて良かった。
口コミえ高評価だったペンションのプライベートルームが空いていたので、そこに泊まることにしました。(ツインルーム) 閑散期だから宿が埋まることは無いみたい。
この日はレストランに繰り出すエネルギーが残っていなかったので、スーパーで食材を調達してペンションのキッチンで食べました。

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スペインのパンとイベリコ豚とチーズ、そしてワインがあればもうそれで十分さ。

シャワー浴びたり、洗濯したり、明日の準備して、夜は爆睡です。
あ、あの重かった荷物たちは翌日から画期的なサービスを利用するため心配ご無用ですよ。では、2日目もお楽しみに!

Be Hope, Be Mare!

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