覚え違いでも近しいタイトルが出てくるだけで十分だと思う。輪郭すらも思い出せないときはどうしたらいいのだろう。
作品:100万回死んだねこ
覚え違いタイトル集
作者:福井県立図書館
出版:講談社
頁数:192
単行本:2021.10.20
手にとった理由
覚え違いや言い間違い、そら耳といった笑える間違いが好きなのと、数年まえに王様のブランチで紹介されており、興味は惹かれていた。
所感と感想
利用者のひとからこんな間違いタイトルを言われたら、我慢できずに笑ってしまいそうになるだろうなあ。きっと図書館司書の方は誠実に対応してくれるのだろう。知識もさることながら人格も素晴らしく、プロフェッショナルだ。
ネットで検索すれば多少間違っていてもお目当ての本はヒットする。司書さんの検索能力に頼らずともなんとかなる。それでも見つからないときは救世主となるだろう、司書さんの検索能力!
ちなみに、chatGPTで「下町のロボット」を聞いたら、そんな本はない!と一括され、もっと情報よこせと催促された。「下町ロケット」について聞いたら「東野圭吾」の作品としれっと嘘を教えられた。
AIには優しさが足りない。その点においては司書さんは優しく対応してくれそうな気がする。
間違いを楽しめる余裕をもって仕事をしたいと思った。ストレスもなく、それこそ心理的安全性のある空間は心地よい。他人の間違いに寛容になれて、さらにポジティブに受け取れるようになりたい。