シリーズ『食事摂取基準』#5(登場する指標)
「指標」には種類がある
食事摂取基準には、「エネルギー」と、30種類以上の「栄養素」が登場します。そしてこの登場人物たちには、それぞれ不足や過剰などを判断するための「指標」が設定されています。
エネルギーの指標
エネルギーは、「エネルギー摂取の過不足の回避を目的とする指標」が設定されています。具体的には、シンプルに「BMI」(体重kg÷身長mの2乗で計算する体格指数)です。
BMIの変化を見ることで、エネルギーの過不足を判断しよう、という方針です。
栄養素の指標
対して栄養素の指標は、3種類の目的・5つの指標が用意されています。
まずは「目的」の理解です。
それぞれの栄養素は、「摂取不足を回避するため」「過剰摂取による健康障害を回避するため」「生活習慣病の発症を予防するため」に指標が用意されています。
そして、その目的を達成するための具体的な指標名として、「推定平均必要量」「推奨量」「目安量」「耐容上限量」「目標量」があります。(「摂取不足の回避」のための指標は3種類あるので、「3つの目的・5つの指標」となる。)
(例)「たんぱく質」という栄養素の場合
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今日も勉強おつかれさまです。
marcy
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