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新しく出たとこ。『36回/基礎栄養』食欲と胃壁の伸展

36回69番(5)
食欲を促進する要因である。
胃壁の伸展(○or×)

食欲と胃壁の伸展」の関係が初登場したので、確認します!


[食欲の調節]

食欲の調節は、間脳の視床下部にある「満腹中枢」と「摂食中枢」によって行われています。

カンタンにイメージするなら、満腹中枢が刺激されれば、満腹と感じて食べるのをやめる。摂食中枢が刺激されれば、空腹と感じで食べ始めるという関係です。

今回は「食欲を促進する要因」なので、「これは摂食中枢を刺激するのか?」という問題です。


[胃の壁が伸びる]

選択肢の「胃壁の伸展」とは、名前の通り「胃の壁が伸びている状態」です。これは、胃に食べ物が入ってきたときとイメージできます。よって素直に考えれば、「ご飯が入ってきたからもう十分だよ」というブレーキ、つまり満腹中枢への刺激と判断できます。

ちなみに詳しくみると、胃の壁が伸びるという刺激が神経に伝わって脳まで届き、満腹中枢が刺激されます。


[これまでの出題]

これまでの食欲を抑制する(満腹中枢が刺激される)という問題に関しては、

・血中グルコース濃度の上昇
・インスリン分泌の増加

などがメインでした。

今回はこういった血中の値やホルモンの刺激ではなく、「食べ物が胃の壁を物理的に刺激する」という要素も、満腹に関わっているよ、という点で新しい出題です。

そう言われると当たり前か、と感じますが、試験的な言い方い慣れておくことが大切です(^^

食欲を促進する要因である。
胃壁の伸展(○or×)
答え × 胃壁の伸展は、食欲を抑制する。

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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