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過去問解説『33回25番』(恒常性/ホメオスタシス)

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

個体の恒常性に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)過呼吸では、呼吸性アシドーシスがみられる。
(2)アルドステロンの過剰分泌により、代謝性アルカローシスが起きる。
(3)メラトニンは、夜間に分泌が減少する。
(4)不感蒸泄では、電解質の喪失がみられる。
(5)食物摂取後は、生体における熱産生が抑制される。

(わからなくても、考えて答えを出してみると効果的です!)

・どんな話か?

私たちのカラダは、つねに「様々な値を一定に保ちたい」という性格をしています。
例えば体温や血液のpH(酸・アルカリ)、水分量、血圧、電解質など。
これを恒常性(ホメオスタシス)と呼びます。

もちろん若干の変動はありますが、変動が若干で留まるのは、カラダに「もとに戻す」というシステムが備わっているからです。

恒常性に関する問題では、どんな部分を一定に保とうとしているのか?保つためにどんなシステムが働いているのか?それができないときどんなことが起こってしまうのか?という内容をみていきます(^^

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