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シリーズ『食事摂取基準』#25(指標の概念と特徴)

値を考慮するポイント

食事摂取基準で登場する、5つの栄養素の指標に対して、使うときの注意点をまとめた表があります。

引用 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020 年版)https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

m.前回の表と同様に、指標の目的(不足回避・過剰回避・生活習慣病予防)によって、考え方がが違っている部分に注目。とくに目標量に着目すると、生活習慣病の発症予防(例えばナトリウムと高血圧)には、他の要因が大きく関わること、効果に対する期間が長いことがわかります。

試験的には、「健康障害が生じるまでの典型的な摂取期間」が、推定平均必要量や耐容上限量が短いことに対して、目標量は年単位の感覚であることが重要です。

関連する問題

30回89番 
日本人の食事摂取基準の科学的根拠に関する記述である。
(5)目標量(DG)の算定根拠となる研究の典型的な観察期間は、数か月である。
答え × 目標量は、数年から数十年

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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