見出し画像

Q&A『インスリン感受性と抵抗性』

Q. インスリン感受性と抵抗性について教えてほしいです。

A. インスリンの効きやすさ・効きにくさと言い換えてみてください(^^

「インスリン感受性」と「インスリン抵抗性」ってよくわからなくなるんだよね。


インスリンはわかる?

膵臓からでるホルモンでしょ?血糖値を下げる仕事をする。


そうそう。じゃあ、ホルモンが仕事をするまでの流れはイメージできる?

膵臓から分泌されて…目的地まで届くのかな…


ホルモンの基本は、作ったあと「まずは血中に分泌される」という点。そして仕事をする場所まで流れていき、「受容体に結合すること」で到着したことになるという点。インスリンの場合だと、膵臓から血液中に出て、目的の細胞の受容体に結合することで、やっとインスリンの作用が発揮される。

ホルモンと同じくらい、受容体も大切なんだ…!


そのイメージ。つまり言い換えると、いくらインスリンが分泌されたとしても、ちゃんと受容体に結合しないと、インスリンの作用は発揮されない。そして、このインスリンが分泌されたあと、実際どれくらい受容体と結合してインスリンの作用(効果)があるのか?という視点が、「インスリン感受性」だね。

インスリンの「効きやすさ」だ。じゃあ反対に、「効きにくさ」が、インスリン抵抗性?


その通り!だからざっくりとイメージするなら、一般的に「インスリン感受性は高い方が嬉しい」「インスリン抵抗性は低い方が嬉しい」ってなる。

なるほど。じゃあ試験の「肥満者は、インスリン感受性が高い。」「答え×」は、「感受性が高くなるなら、肥満は都合がいいじゃん、それはおかしい」って考えられるね。


うん。そんな感じで、インスリン感受性と抵抗性は、それぞれ上がる方が嬉しいか、下がる方が嬉しいか?というイメージをもって考えられるとグッドだね。

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

ノートの内容一覧
https://marcyroom.com/notecontentslist/

ここから先は

513字
読める記事が300以上になりました!

marcyノートは、国試対策に特化したマガジン(記事集)です。 自分自身の受験経験・講師としての経験・受験生からいただいた質問を通して、合…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?