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新しく出たとこ。『36回/基礎栄養』シトクロムの構成成分

36回79番(4)
微量ミネラルに関する記述である。
セレンは、シトクロムの構成成分である。(○or×)

シトクロムの構成成分」が初登場したので、確認します!


[シトクロムとは]

シトクロムとは、ミトコンドリア内に存在するたんぱく質の名前です。細かい分類では「ヘムたんぱく質」に含まれます。

「ヘム」とつくので、鉄(Fe)が含まれているたんぱく質です。

(よって今回の問題の答えは「鉄」。誤文のセレンは微量ミネラル違い。)


[シトクロムの仕事]

ミトコンドリア内に存在するシトクロムは、酸化還元反応を通じてエネルギー(ATP)の合成に関わっています。平たく理解するなら、ミトコンドリアでATPを作る途中、シトクロムを通っているんだな、というイメージです。

シトクロムはこれまで、「貯蔵鉄ではなく、機能鉄である」という問題が1問だけ出ています。

30回80番
鉄の吸収と代謝に関する記述である。
(4)シトクロムaは、鉄を貯蔵する機能をもつ。
× 酸化還元反応に関わるたんぱく質であり、貯蔵鉄の役割はない。

この問題からも「鉄」と関係することは予想できますが、今回改めて「構成成分は?」と問われたので、「シトクロム」「ミトコンドリア」「ATP産生」「鉄」「酸化還元反応」「機能鉄」というキーワードをつなげておくことが大切です(^^

微量ミネラルに関する記述である。
セレンは、シトクロムの構成成分である。(○or×)
答え × 鉄は、シトクロムの構成成分である。

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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