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過去問解説『36回81番の1』(エネルギー消費量)

基礎栄養学

エネルギー代謝に関する記述である。
1日当たりのエネルギー消費量は、基礎代謝より食事誘発性熱産生(DIT)によるものが多い。(〇or×)

どんな話か?

エネルギー消費量の内訳に関する問題。まずはおおざっぱな数字感覚で覚えます(^^

答え ×
1日当たりのエネルギー消費量は、基礎代謝より食事誘発性熱産生(DIT)によるものが少ない

[基礎代謝の理解]

1日当たりのエネルギー消費量は名前の通り、1日トータルでどれだけエネルギーを使ったか?という全体量のことです。

そしてこの内訳をみると、「基礎代謝・身体活動量・食事誘発性熱産生(DIT)」に分類されます。

また、基礎代謝とは、生命維持に必要なエネルギー量のことです。(身体活動の分は含まれない)

おおざっぱに捉えるのであれば、「1日当たりのエネルギー消費量」のだいたい50%以上が、「基礎代謝量」となっています。

[食事誘発性熱産生の理解]

食事誘発性熱産生(DIT)とは、食事をすることでエネルギー代謝が活発になる現象を指します。(食事によってエネルギーを補給しているのだけれど、それを消化吸収して代謝するためにエネルギーを使うことになる)

これは、だいたい10%前後です。

よって、「1日当たりのエネルギー消費量」は、基礎代謝の方が多く、食事誘発性熱産生(DIT)の方が少ない、という理解です(^^

おおざっぱな目安
1日エネルギー消費量=2000kcalとすると
基礎代謝量 1300 kcalくらい
身体活動量 500 kcalくらい
食事誘発性熱産生(DIT)200 kcalくらい


[頭の整理]

登場人物
・1日当たりのエネルギー消費量
・基礎代謝量
・食事誘発性熱産生(DIT)

場面
・ヒトが毎日カラダの中でやっていること
(そのエネルギーを数字で見た)

知識
・全体から考えると、基礎代謝が大きな割合を占めている

暗記用まとめ

・1日当たりのエネルギー消費量は、基礎代謝より食事誘発性熱産生(DIT)によるものが少ない。

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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