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過去問解説『36回68番の5』(マグネシウム)

基礎栄養学

栄養素とその過剰摂取による健康障害の組合せである。
マグネシウム --- 高血圧症(〇or×)

どんな話か?

ミネラルの一種であるマグネシウムの過剰症に関する問題。高血圧との関係を知っておくと誤文の理由が見えてきます(^^

答え ×


[マグネシウムの過剰症]

多量ミネラルの一種であるマグネシウムは、多く(50-60%)が骨に存在し、他にも酵素反応やエネルギー産生に関与している栄養素です。

過剰症としては、「下痢」が特徴的です。(通常の食品摂取ではみられない)


[高血圧症との関連]

マグネシウムは、高血圧症における「降圧効果」が報告されています。

つまり「過剰症による高血圧」ではなく、どちらかというと「摂取増加による血圧の低下」が期待できるというポジションです。

(科学的根拠が十分ではないので、食事摂取基準2020では採用されていないことには注意。)

今回の誤文(マグネシウムの過剰と高血圧)は一見関係ないように思えますが、実はちょっと関わっている、そんな印象がもてればグッドです(^^

暗記用まとめ

・マグネシウムの過剰症には、下痢がある。
・高血圧症に対するマグネシウムの摂取において、血圧の低下が報告されている。


今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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