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シリーズ『食事摂取基準』#38(指標別活用の留意点)

推奨量

推奨量は、栄養素の不足を回避するための指標であり、推定平均必要量から推奨量換算係数をかけて算出される値でした。

カンタンに言うと「ほとんどの者が充足している量」
しっかりした定義では「ある対象集団において測定された必要量の分布に基づき、母集団に属するほとんどの者(97〜98%)が充足している量」

よって使うときの視点に立つと、
「個人の場合は不足の確率がほとんどない摂取量」「集団の場合は不足が生じていると推定される対象者がほとんど存在しない摂取量」となり、「この値の付近かそれ以上を摂取していれば不足のリスクはほとんどないものと考えられる」となります。

似たような内容ですが、指標の定義の話と、使うときの判断の話という違いがあることに注目です(^^

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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