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過去問解説『32回20番』(酵素の特徴)

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち

酵素に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ミカエリス定数(Km)が小さいほど、酵素と基質の親和性が低い。
(2)アポ酵素は、単独で酵素活性をもつ。
(3)化学反応における活性化エネルギーは、酵素によって低下する。
(4)酵素の反応速度は、至適pHで最小となる。
(5)律速酵素は、代謝経路で最も速い反応に関与する。

(わからなくても、考えて答えを出してみると効果的です!)

・どんな話か?

私たちの体内では、いつもたくさんの化学反応が行われています。
この反応をスムーズに進めるために必要なのが、「酵素」という存在です。
(酵素自体はたんぱく質の一種。化学反応をスムーズに進めるという仕事をしている。)

例えば、糖質を分解するアミラーゼや、たんぱく質を分解するペプシンなどが酵素の名前です。

今回はこれら具体的な名前の種類ではなく、酵素という存在そのものの特徴について学んでいく問題です(^^

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