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過去問解説『36回70番の3』(消化吸収率/他の食品)

基礎栄養学

消化吸収率に関する記述である。
消化吸収率は、同時に摂取する食品成分の影響を受ける。(〇or×)

どんな話か?

消化吸収率に影響を与えるものに関する問題。具体例を把握しておくと、似た問題も解きやすくなります(^^

答え 〇
消化吸収率は、同時に摂取する食品成分の影響を受ける。

[相性がある]

消化吸収率とは、摂取した食べ物が消化され、含まれる栄養素が吸収される割合でした。

「消化のしやすさ」は、食べ物の状態(調理具合)が関わりますが、「吸収のしやすさ」には、「他にどんな栄養素が存在するか」が影響することがあります。

例えば、過去問では「β-カロテン」が登場しています。

「β-カロテン」
カロテノイド色素の1つ
プロビタミンAであり脂溶性
*そのため、脂質と一緒に摂取すると、消化吸収率が上昇する。

他にも、「非ヘム鉄は、ビタミンCの同時摂取により、吸収率が上昇する」などは、鉄の問題としてよく出題されていますが、内容的には今回の問題と同じ範囲です。

「影響を受ける」と覚えるときには、「例えばどんなのがある?」をセットにしておくことがポイントです(^^


暗記用まとめ

・消化吸収率は、同時に摂取する食品成分の影響を受ける。
・β-カロテンは、脂質と一緒に摂取すると消化吸収率が上昇する。
・非ヘム鉄は、ビタミンCの同時摂取により、吸収率が上昇する。


今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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