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過去問解説『36回68番の4』(カルシウム)

基礎栄養学

栄養素とその過剰摂取による健康障害の組合せである。
カルシウム --- 尿路結石(〇or×)

どんな話か?

ミネラルの一種であるカルシウムの過剰症に関する問題。結石の成分になるという理解がポイントです(^^

答え 〇


[カルシウムの過剰症]

多量ミネラルの一種であるカルシウムは、そのほとんどが骨と歯に存在しています。また、血中濃度も一定に維持されており、正常範囲を外れると欠乏症・過剰症ともに発生します。

カルシウムの過剰摂取によって起こる症状としては、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、泌尿器系結石、前立腺がん、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などが挙げられます。


[尿路結石とは]

尿路結石は名前の通り、尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道など)に発生する結石(結晶化した難溶性物質)のことです。

この結石の結晶成分は、カルシウム、シュウ酸などが主なものです。(尿のカルシウム濃度が上がり、酸性度が高いと結晶化しやすくなる。)

カルシウムといえば骨のイメージが強いですが、「結石」にも大きく関わっている!という印象が大切です(^^

暗記用まとめ

・カルシウムの過剰摂取により、尿路結石が起こる。


今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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