Q&A『食事摂取基準の推定平均必要量(EAR)の設定根拠は、欠乏症だけではない。』
Q.食事摂取基準の推定平均必要量の設定根拠が、欠乏症以外にもあるのはどう理解すればいいでしょうか?(30回87番)
A. なにを基準にして「不足の回避(推定平均必要量)とするか」という判断が、栄養素によって異なるという理解です。食事摂取基準では、不足の回避=欠乏症の回避とは限らないという納得が、ポイントになります(^^♪
30-87
日本人の食事摂取基準における水溶性ビタミンの推定平均必要量(EAR)の設定根拠に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)ビタミンB1は、脚気を予防できる最小摂取量から算定された。
(2)ビタミンB2は、尿中ビタミンB2排泄量が増大し始める摂取量から算定された。
(3)ナイアシンは、ペラグラを予防できる最小摂取量から算定された。
(4)ビタミンB12は、尿中ビタミンB12排泄量が増大し始める摂取量から算定された。
(5)ビタミンCは、壊血病を予防できる最小摂取量から算定された。
解答23
・推定平均必要量とは
推定平均必要量とは、食事摂取基準で登場する栄養素の指標の1つです。
各栄養素に値が設定されていますが、これは不足を回避するための数字となっています。
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