シリーズ『食事摂取基準』#47(今後の課題)
策定上の課題
食事摂取基準2020年版の総論の最後には、「今後の課題」が記載されています。食事摂取基準は科学的根拠に基づき、膨大な労力をかけて作られていますが、まったくスキのない完璧なものではありません。言い換えるとここは、ちょっと弱い部分というイメージです。
m.食事摂取基準はいろいろな国で作られていますが、基本的には自分の国の人を対象とした研究を採用したいもの。それに必要な、そもそもの研究部分について触れられています。
m.目標量は、生活習慣病予防のための指標ですが、その対象疾患は限られています。対象になっていない疾患については、直接触れられていない点に注意です。
活用上の課題
m.これまで見てきた通り、食事摂取基準を使うときには「アセスメント」が大前提。しかし、そのアセスメントの方法や概念の浸透が弱い、と指摘されています。
弱い部分を知ることで、間違った使い方を防げます(^^
今日も勉強おつかれさまです。
marcy
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