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過去問解説『30回125番』(炎症性腸疾患について)

臨床栄養学

炎症性腸疾患に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)クローン病では、抗TNF-α抗体製剤が使用される。
(2)クローン病活動期では、成分栄養剤が有効である。
(3)クローン病寛解期では、n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を勧める。
(4)潰瘍性大腸炎では、5-アミノサリチル酸製剤が使用される。
(5)潰瘍性大腸炎寛解期では、たんぱく質の摂取量を制限する。

(わからなくても、考えて答えを出してみると効果的です!)

・どんな話か?

クローン病と潰瘍性大腸炎を合わせて「炎症性腸疾患」と呼びます。
両方とも消化管に炎症が起こることは共通ですが、細かい点には違いがあります。
またそれによって、治療(特に食事療法)にも差があります。

今回は、そんな特徴を知っていますか?という問題です。

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