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シリーズ『食事摂取基準』#26(調査研究の取扱い)

栄養素摂取状態に関するデータ

食事摂取基準では、以下のような記載があります。

国民の栄養素摂取状態を反映していると考えられる代表的な研究論文を引用し、適切な論文がない場合には、公表された直近の国民健康・栄養調査結果で安定したデータを用いた値として、平成28 年国民健康・栄養調査のデータを引用する。

引用 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020 年版)https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

国民健康・栄養調査とは、健康増進法に基づき、厚生労働省が毎年実施する調査です。目的は「身体の状況」「栄養摂取量の状況」「生活習慣の状況」を把握すること。

とくに栄養摂取状況調査においては、現在の日本人が、どんなものをどれくらい食べているのかを知るための、重要なデータとなります。(全数調査ではなく、無作為に選ばれた約6000世帯が対象となる)

m.食事摂取基準では「どれだけ摂取すればいいか」を提示しているけれど、これを考えるための「今どれだけ摂取しているのか」は、国民健康・栄養調査をもとにしているということ。

2020年版では、「平成28年度の国民健康・栄養調査」データを利用している。派手さはありませんが、基礎を支える理解ポイントです(^^

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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