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【marcyノート】(管理栄養士国家試験対策の解説)

marcyノートは、国試対策に特化したマガジン(記事集)です。 自分自身の受験経験・講師としての経験・受験生からいただいた質問を通して、合格に必要な内容をお届けしています。詳しい… もっと読む
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2021年5月の記事一覧

過去問解説『31回29番』(尿酸と高尿酸血症)

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち31-29  尿酸の代謝および高尿酸血症に関する記述である。 正しいのはどれか。1つ選べ。 (1)ロイシンは、尿酸の前駆体である。 (2)アルコールの摂取は、尿酸の排泄を抑制する。 (3)肥満度が上がれば、尿酸値が低下する。 (4)尿酸結石の予防には、尿を酸性化する。 (5)高尿酸血症では、水分制限をすすめる。 (わからなくても、考えて答えを出してみると効果的です!) ・どんな話か?私たちの体内には、尿酸という代謝産物があります。 健康な

変更点/令和3年度介護報酬『栄養ケア・ステーションの管理栄養士も対象になった』

令和3年度介護報酬 「栄養ケア・ステーションの管理栄養士が実施した場合」も、加算の対象になりました! ---------- ・介護報酬とは介護報酬とは、介護サービスを提供した場合に支払われる報酬のことです。 (医療に対しての診療報酬の、介護版というイメージ。) 試験では診療報酬ほどではありませんが、加算の項目名とその中身(どんな場合に算定できるか)が出題されています。

変更点/令和3年度介護報酬『栄養管理体制加算ができた』

令和3年度介護報酬 「栄養管理体制加算」が新しくできました! ---------- ・介護報酬とは介護報酬とは、介護サービスを提供した場合に支払われる報酬のことです。 (医療に対しての診療報酬の、介護版というイメージ。) 試験では診療報酬ほどではありませんが、加算の項目名とその中身(どんな場合に算定できるか)が出題されています。

【おしらせ】テキスト&問題集に「呼吸商」を追加しました。

1つのテーマをまとめて理解するテキスト&問題集に、【呼吸商】(体内で使われる栄養素と呼吸)を追加しました。 今回は、呼吸商とは何か。試験対策としてどこまで把握しておけばいいのか、についてのテキストです。 登場するキーワードは、呼吸商、非たんぱく質呼吸商など。 私たちが食事をしてエネルギーを確保するとき、体内では酸素が使われ、二酸化炭素ができます。この代謝は栄養素によって違いがあるので、呼吸を調べれば、体内の流れを予想することができます。 出題数的にはそれほど多くないの

Q&A『tRNA(転移RNA)の合成場所』

Q. tRNA(転移RNA)はどこで合成されるのでしょうか。(過去問解説に載っておらず、調べてもわからないです。) A. 過去問的には、核内(核小体ではなく、核質)という判断です。ときどき今回のような、ぜんぜん載っていないものが登場するので、時間がかかる場合は暗記で進んでOKです(^^

新しく出たとこ。『35回/基礎栄養』汗と鉄

35回78番(1) 鉄は、汗に含まれる。(○or×) ---------- 「汗と鉄の関係」が初登場しましたので、確認しておきます! ----------

過去問解説『33回126番』(脂質異常症の栄養管理)

臨床栄養学脂質異常症の栄養管理に関する記述である。 誤っているのはどれか。1つ選べ。 (1)高カイロミクロン血症では、脂質のエネルギー比率を20~30%Eとする。 (2)高LDL-コレステロール血症では、飽和脂肪酸の摂取を控える。 (3)低HDL-コレステロール血症では、トランス脂肪酸の摂取を控える。 (4)高トリグリセリド血症では、アルコール摂取量を25g/日以下とする。 (5)高トリグリセリド血症では、果糖を含む加工食品の摂取を減らす。 (わからなくても、考えて答えを出

過去問解説『32回25番』(肥満と代謝疾患)

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち肥満と代謝疾患に関する記述である。 正しいのはどれか。1つ選べ。 (1)肥満者は、インスリン感受性が高い。 (2)肥満者は、レプチンの分泌が低下している。 (3)二次性肥満は、原発性肥満より多い。 (4)クッシング症候群は、中心性肥満を起こす。 (5)メタボリックシンドロームの診断基準項目に、BMIが含まれる。 (わからなくても、考えて答えを出してみると効果的です!) ・どんな話か?肥満は体重が増えるだけではなく、代謝が変化することもあり

過去問解説『33回123番』(クワシオルコル)

臨床栄養学クワシオルコルにみられる特徴の組合せである。 正しいのはどれか。1つ選べ。    浮腫     血清総たんぱく質値     肝腫大 (1)あり   ---     正常    ---    あり (2)あり   ---     低下    ---    なし (3)あり   ---     低下    ---    あり (4)なし   ---     正常    ---    あり (5)なし   ---     低下    ---    なし (わからなくても

【おしらせ】テキスト&問題集に「骨吸収&骨形成」を追加しました。

1つのテーマをまとめて理解するテキスト&問題集に、【骨吸収&骨形成】(骨と血中カルシウム濃度の調節)を追加しました。 今回は、血液中のカルシウム量は、どのように調節されているのか、どんな関係性で連動しているのかについてのテキストです。 登場するキーワードは、骨吸収、骨形成、カルシトニン、副甲状腺ホルモン、活性型ビタミンD、更年期、骨粗鬆症など。 カルシウムといえば骨に関わるミネラルですが、そんなイメージの通り、血中カルシウム濃度の調節は骨と深く関係しています。「骨吸収」

Q&A『トランス脂肪酸は、水素添加でできる。』

Q. トランス脂肪酸は水素添加の過程で生成するとされていますが、いつも窒素と迷ってしまいます。覚え方はありますか? A. もともとの脂肪酸の構造を思い出すこと、窒素はたんぱく質に含まれる成分であることから判断できます(^^ ・トランス脂肪酸とは脂肪酸とは、脂質(トリグリセリド)のパーツとなっている栄養素の名前です。 脂肪酸は構造によって、シス型とトランス型に分類されます。

新しく出たとこ。『35回/食べ物』ジベレリン処理

35回43番(2) 果実類に関する記述である。 バナナは、ジベレリン処理によって追熟が促進する。(○or×) ---------- 「ジベレリン処理」が初登場しましたので、確認しておきます! ---------- ・ジベレリン処理とはジベレリン処理とは、「種なしぶどう」を作るための作業のことです。 ぶどうの房を、ジベレリンという植物がもつホルモンにつけることで、種がなくなります。 (別目的の実験をしていたところ、偶然できたそう。) 国試ガイドラインにも直接のキーワ

新しく出たとこ。『35回/人体』交感神経と心筋の間の神経伝達物質

35回22番(3) 個体の恒常性(ホメオスタシス)に関する記述である。 交感神経と心筋の間の神経伝達物質は、アセチルコリンである。(○or×) ---------- 「交感神経と心筋の間の神経伝達物質」が初登場しましたので、確認しておきます! ---------- ・交感神経とは交感神経は、末梢神経の分類方法の1つです。

変更点/令和3年度介護報酬『栄養改善加算が新しくなった』

令和3年度介護報酬 「栄養改善加算」が変更になりました! ---------- ・介護報酬とは介護報酬とは、介護サービスを提供した場合に支払われる報酬のことです。 (医療に対しての診療報酬の、介護版というイメージ。) 試験では診療報酬ほどではありませんが、加算の項目名とその中身(どんな場合に算定できるか)が出題されています。