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4月の晩に

点と点を紡ぐように夜は更けてゆき
線と線を繋ぐように溶けてゆく歌は
 
真っ暗な帰り道のしじまに
まだ肌寒い星空の片隅に
飲み干すグラスの水滴に
読み返す手紙の文字の合間に
 
その胸に届いては木霊するのを待っている
慣れない手つきで手巻き煙草を巻きながら​



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