世の中の「中小企業」のイメージは古い
中小企業のイメージ
みなさんは、「中小企業」についてどのようなイメージを持っているでしょうか?
よく比較されるのが「大企業」です。そして、単純に言葉から読み取れるのは「規模」です。
学生であれば、「大企業」に就職するのはいいこと。でも、「大企業」に就職するのは難しい。「だから、いい会社(大企業)に入るために勉強頑張る」という感じでしょうか?
一方、「中小企業」に対しては、「すごいところもあるらしい」とか、一方で自転車操業で大変そうとか、小説やドラマ、日々のニュースから得られるイメージじゃないでしょうか?
ドラマで見かける中小企業は古い
ドラマで見かける中小企業は次のような感じではないでしょうか?
・油まみれの機械を操作して、作業着も油まみれ
・銀行に頭をさげて融資を懇願する
・借金取りが手形を持って、取り立てに来る
・大企業に嫌がらせをされる
上記の例は現在でもないことではないですが、高度成長期やバブルの時代の頃の話で一昔前の話です。
中小企業と取り巻く環境の変化
ドラマや小説のネタにはなることはあまりないですが、よい中小企業はあります。
中小企業でも設備を手入れして、機械が信じられないくらいピカピカの工場もあります。
融資に関しては、国がいろいろな政策を施しており努力している企業には優遇制度があったり、セーフティーネットも構築されています。そして、業績の良い中小企業は金融機関にとっても大切なお客様です。
手形での取引は急速に減少しています。
経済産業省は2月19日、2026年をめどに約束手形の利用廃止を求める方針を明らかにした。2020年の約束手形の交換高は134兆2,534億円(前年比27.0%減)で、ピークだった1990年(4,797兆2,906億円)のわずか3%(97.2%減)にまで減少している。(東京商工リサーチ:2020年「手形・でんさい」動向調査)
独自の技術や特許などの知的財産権を活用することで、大企業にも対抗することができている中小企業も存在します。
今どきの中小企業
大企業が参入できない(しない)中小企業が活躍できる分野はあって、そこで、努力を惜しまず活躍する中小企業は数多く存在します。
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