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元左利きが書道教室で左で書いてみた

小学生の頃、親に「書道教室に行きたい」と言っても、書道なんか役に立たん。と言われて、書道教室に行けなかった思いが、ずっと大人になっても残っていて、ようやく、数年前から書道教室に通っています。

大人の書道教室は、なんだか高尚なイメージで、お月謝も お高めの設定が多くて、自分の習いたい感じではないし、月謝代。高いなぁ…

そんな時、子供がメインのお教室にちょっと顔を出して
「あの~大人なんですけど、習いに来てもいいですか?」

すると先生は「いいですよ」と快諾。

子供たちと一緒に学べるというメリットも気に入り、お教室へ通うことに。大人向けの 高尚な 書画的な要素の お教室から比べたら、月謝もお手ごろ。

基本点画から学び、あらためて学ぶ楽しさを感じる。

基本点画に集中するあまり、全体俯瞰が疎かになり、
時々脳内に発生するゲシュタルト崩壊。
頭がバグる感じがする。それを軌道修正していくのも、また楽しい。

子供たちと学んでいると教わることばかりで、いつも感心する。

そんな子供たちを、私は、師匠 とお呼びしている。

子供のころは左利きで、矯正されているため 基本右ではあるが、学生時代に事故で けがをした時に右手が使えなくて、左を使うことになった際、あれ?あんまり不自由を感じないなぁ。と思っていたら、母に「あなたは、昔 左利きだったので直したんだけど、右手を使えなくなったとき 便利だから、時々使うといいわ」と言われて、それから時々、左を使うようになった。

でも、今までも、いろんなところで「ぎっちょなんか?」と言われたことは何度もある。

どうでもいいが、左利きに会うとちょっとうれしい。

とある日、左手で手習い文字を見本を見ながら、書いてみたわけです。
すると、先生が
「すごーい。左で書けるんだー」と。

え?いいんですか?マナーに反するのでは?

「全然ー」「すごいねー」「へぇーうんうん」意外な反応と
案外、運筆に困らないことに気づく。
基本点画の種類によっては右よりもきれいに書けるものも。

たまには左で書くものいいかもしれませんね。
右と左では、使う脳領域も、違うはずなので。

初の 左 作品は、先生がうれしそうに持ちかえりました。とさ。

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