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キンモクセイの花を摘む

集合体恐怖症の人、ごめんなさい 。トプ画及び、記事にもあります。
ご注意ください。


今は 更地になってしまったのですが、
家の近所に、
大きなキンモクセイの木がありました。

秋になると、独特の芳香がしてきます
( いい香りーー )

私は、大好きなのですが、
人によると
トイレの消臭剤の匂いにしか思えないという話も聞きます。
説によっては、昔は、汲み取り式のトイレ(厠は古すぎかな?)
のにおいを紛らわせるために、植えたという説もあるそうです。
暗喩なのか、トイレに行くことを
「お花摘みに行ってきます」というそうです

こんな話をしてから
話題にするのは、どうかと思いますが、
私は、気にならない性格なので。

つづけますね。



キンモクセイのことを
中国名で桂花 / 丹桂といいます。
桂花酒や桂花茶があるのです。

お花を頂けないか
お家を訪ねてみました。

すると、

「 大きくなりすぎて、困ってるぐらいだから
剪定を兼ねて、なんぼでも、持っていっていいよ 」

と 言ってもらい(うれしい )

「 黙って持って帰っていいよ 」

と、言ってもらったのですが、

まぁ、そうもいかないので
取るときには一言伝えてから
もらっていたのです。

のこぎりとか
脚立とか
刈込鋏とかも 貸してくれました。
( でも、どうやって使うのか、このバルタン星人のような道具 )

「ごみは置いていきなさい、こっちで処理するから」


それから、毎年
秋の、たのしみ の 仕事になりました 。

おうちに 持ち帰り、
少しは切り花として飾ります。
( お花が、ぽろぽろと落ちるのがちょっと難点 )

あとは地味で、細かい作業になるのですが、
花を摘んでいくのです。

そして軽く洗って、ごみや汚れを落とします

大きな竹ざるにあげて 軽く天日干しします。

その後に2日くらいかけて 日陰で干します。

自家製桂花をつくって
中国茶や、緑茶に加えて楽しませてもらいました。

フレッシュな花でも
また違う味わいを楽しみます。

摘んだばかりのものを使い、
グラニュー糖でジャムを作ったこともあります。

とてもきれいな色のジャムができたのを
思い出します。

花を摘むときは
咲きたての花のほうがいいです。

< かなりの量が、必要になりますが。>

開いて時間が経ったものは
香りが飛んでしまうので。

リフレクションもきれい

数年たったら、お家のおじいさんが
居なくなってしまって
亡くなられたのか

木も切られ
お家も壊され
更地になってしまったのですが、

とてもいい 思い出です。

金木犀の香りが する時期になると
おじいさんと花仕事のことを、思い出します

白い花のギンモクセイやヒイラギモクセイも
同様に使えます。少し香りが、穏やかです


お花も、おじいさんも、ありがとうございました


今年も、1か月後ぐらいには
方々で、香りが 漂うと思います。


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