一度は行きたい!イマーシブシアター: 2024年後半に行ったものまとめ
2024年前半までに行ったイマーシブシアターをまとめたら長くなったので、後半はわけてみた。今回は夏以降に行ったもの。今年2024年に入ってからの加速度合いがすごい。
一部ほんの少し踏み込んだ体験内容に触れたり関連画像があるので、何ひとつ知りたくない方は該当項目飛ばしてください。
Life and Trust
[ニューヨーク]
スリープノーモアのプロデューサーEmursiveによる、2024年6月に始まったばかりのイマーシブシアター。NY金融街で銀行として使われていた建物が舞台になっている。
1階のカフェはチケット関係なしに入れて、日中も混みがち。階段もゆったりして、会場内はスリープノーモアより広く感じた。演者さんも多く、誰にも会わない状況も少なそう。見どころがたくさん散りばめられてそうなので、リピーターになりがいあり。
スリープノーモアよりもマスにアピールするような娯楽要素が強く、好みがわかれるところ。私は今のところエンタメ性よりアート性が強いスリープノーモアの方が好きだけど、まだ1度しか見てないのでまた行くぞ。
SALT
[ニューヨーク(2024年終了)]
ニューヨークにいる時にたまたま見かけて行ってみた。ブルックリンにある建物で教室のような一室を使ったパフォーマンス。建物に入る前に赤か青のシールをくれ、赤は女性の演者側、青は男性の演者側に付いてストーリーを追う。シールの色によって視線が多少違うものの、同じ部屋の中なので逆側の主張や動きも見え聞こえ、全体像は見失わないしくみだった。
演者と観客の仕切りがなく、人がぎっちりと詰まった空間。私はピアノの椅子に演者さんと一緒に座らされ、話しかけるようにセリフを語られた。中にはダンスの相手をしている人も。まあたまにはこんなのもいい。
Sleep No More(リピート)
[ニューヨーク]
やっぱり大好きスリープノーモア、今回は2回続けて行きました。いままで合計3回行ってやっと全体像が把握できた気がする。多少のゆとりができたのか、音楽やその他サウンドのキュー、照明の変化や壁とか床の触感、香りの違いにも気がつけて嬉しい。
なんとそれぞれ異なるキャラクターから1:1とマスクへの印付けとウォークアウトもいただけた、感激。鼻息荒く狙ったりせず、でも積極的にオープンにしてるのがいいみたい。そう都合よくいかないか?ラッキーでした。
Perfect Partner
[オンライン/電話(2024年終了)]
音声のみ、一対一とちょっと毛色の違うイマーシブ体験。アメリカの電話番号を教えておくと電話に、それ以外はZoom(映像なし)リンクが送られてきて予約時間になったらつながります。英語のみ対応。15ドルから、20〜35分程度でお手軽。
「あなたにぴったりのパーフェクトなパートナーをAIが見つけます」っていう(ていの)サービス。事前アンケートで探しているのは恋人か友達か、好みは女性か男性かを伝えておき、自動音声的なAIボット(のフリをした)誘導に沿っていくとマッチングしてくれる。なかなか深そうな質問に考えさせられながら答えていくと、思いがけない展開に…!
いったん終わっちゃったけど、再開もあるのかも?Phoenix Tears Productions、2024/9はZoomで2時間のイマーシブミステリーやるそうです。
QUEEN'S MOTEL
[京都(2024年終了)]
泊まれる演劇の公演は2度目。やっぱ濃厚、楽しい!2022年に行った前回と比べてもさらなる改善が重ねられているようで。特に部屋に共有ノートがあって秘密をシェアできるようになってたの高ポイント。前回もあったのかな?
演者さんの誘導やイベントが次々に起こるので、どこ行けば?何すれば?みたいな戸惑う間がなく充実。そのぶん上演中はセットをゆっくり見る余裕もなかったけど、終了後にも登場人物の部屋は開放されているので、じっくり見て回れる。
Unseen You(リピート)
[東京]
お盆バージョンでお供えもらった。今回は一人のキャラクターを追うことに。途中で気になる人がいたら切り替えようと思ってたんだけど、ずっと同一人物を追ってしまった。他の場所とか役も見たいとは思いつつ、一人を全フォローするとストーリーが理解しやすくなるね。
メインキャラを追うと他のキャラも入れ替わり立ち替わり来て絡んでくれるので、前回とはまったく別の風景が見られて満足。私は逆張りして空いている方に移動して主要シーンを逃しがちだから、たまにはこういうのもあり。
不眠之夜/スリープノーモア上海
[上海]
ニューヨークでやってるスリープノーモアの上海版。続けて2回行きました。主なストーリーや構成はNYのと同じだけど、中華要素がセットにもお話にも反映されてます。2日目は一晩で1:1を2回と2:4の合わせて3度も個別の体験をしてしまい感無量。私は2回目にビギナーズラックが来がちなんだろうか。
ニューヨークより会場狭め、その代わり人数上限も少ないらしい。中心ストーリーの登場人物はすごい人だかりだったから、NYよりさらに見えづらかった気はするけど。演出も建物の特徴や文化に合わせて変えられてて、アメリカのと両方行った人にはさらに感慨深いと思います。
ちょっと飛ばしすぎかなー、も少ししたら飽きたりするんだろうか?他にもラスベガスのSphereとか京都のZen Night Walk Kyoyoとか、いわゆるイマーシブシアターではないけど没入感のある体験もしてるし。
どうしても月に2回とか定期的に行くんじゃなくて、期間を空けてからまとめて怒涛のイマーシブ月間になってしまう…。楽しいのでよしとします。気になってるけどまだ行けていない公演もたくさんあるので、そちらも別途まとめてみよう。
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