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マーチング祭®︎

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▼20218年発足した「マーチング祭®︎」 ▼2023年1月 NPO法人登記 ▼ビジョン:"マーチングを、もっと身近に" ▼Sports of Sound®︎ ▼マーチングをエンタメ…
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#舞台

106. FCスリークロス和歌山開催から得た変化|新谷憲史

1|FCスリークロスまでの道のりスリークロスに興味を持ったのは2021年。 ちょうどコロナ期間。 チームにとって本当にタフな期間だった。 特に大会が終わった後の11月〜3月のシーズンが、例年実施していたコンサートが3年間中止になり、この期間のメンバーのモチベーションを保つことに課題を感じていた。そんな時に、スリークロスという大会が始まり、その動画がSNSに流れてきた。 画面越しに見るプレイヤーの生き生きとした表情、大会の規模感。 "これだと感じた。これなら自分たちにもできる

112. 2024横浜ファイナル奮闘記4|なぜエンタメなのか? 鶴巻敬

「このままではマーチングを守れないですよ」ニシノコンサルでズバリ言われた。 マーチングを盛り上げたいと、様々な活動をしてきました。 【東北マーチング・バトントワーリング活性化実行委員会】という団体を発足し、マーチングのイベントを立ち上げ、街なかで無料コンサートを開催したり、講師を招いて指導者セミナーを始めたりと… 一定の成果はありました。 しかし少子化の波もあり、各バンドのメンバーがどんどん減っていってます。 マーチングを盛り上げたいという想いは変わらない。 でも、マーチ

111. 2024横浜ファイナル奮闘記3|世界で体験した"憧れ"を子ども達にも祖国日本で

1|"憧れ"はいつまでも灯る中学生で吹奏楽部に入部した。 顧問の先生がマーチング経験者で、当時としてはとても珍しかった「DCIファイナルのビデオテープ」を音楽室でよく観せてくれた。 画面中に観た世界 - 照明に照らされたカッコよさ - 大歓声 - 広大なスタジアムでのパフォーマンス - 圧倒的なパフォーマンス 当時中学生だった私たちの心を鷲掴みにした。 「この世界に行ってみたい」という"憧れ"を自然に抱いていた。 当時はインターネットもなかった。 英語なんて全く分からなか

110. 2024横浜ファイナル奮闘記2|マーチングをエンタメにする試み

1|マーチングをエンタメに[横浜ファイナル]を、エンタメスポーツ:マーチングとして内外に発信する場所にしたいと考えています。 参考にしているのは、  - Bリーグ / バスケット  - Dリーグ / ダンス などです。 スポーツ競技が音や照明によって演出されることによって「エンタメ」になり、スポーツ競技だけでなく、非日常空間を楽しめるものになっています。 2|ニシノコンサルを受ける"マーチングをエンタメにしたい" ということは、早い段階から考えていました。 マーチングがもつ

109. 2024横浜ファイナル奮闘記1|会場使用料どうする!?事件

1|会場確保は一年がかり2019年よりマーチングバンドの大会を立ち上げ、運営してきました。 2023年は3つの大会(湘南藤沢OP / 岐阜SC / 東海OP)を開催しました。 2024年は、ここに当初より念願であった「FINAL」を開催いたします。 【2024大会開催予定一覧】   9月   湘南藤沢オープン @秋葉台文化体育館  10月  岐阜ショーケース @東海学院大学  11月   東海オープン @豊橋市総合体育館  12月  横浜ファイナル @横浜BUNTAI ht

104. [必読]一般マーチングバンドの役割|マーチング祭®︎

1|一般マーチングバンドの役割私たちマーチング祭®︎は強い危機感を抱いている。 これからの一般マーチングバンドチーム(以降:一般MB)は「自分のチーム」のことだけを考えた演奏や広報活動を行なっていたら、メンバーが集まらなくなる現実がいよいよ深刻なものになり、活動が先細っていくだろう。 感覚的には3年以内(2024/4月現在)にこの厳しい現実はやってくる。 この目を背けたくなるような厳しい現実を克服するためには【一般マーチングバンドが "その地域のマーチング活動拠点" として

103. FC大会開催の課題|FCスリークロス

1|みえてきた課題32024FCスリークロスでの大会開催は、良いこともたくさんありました。 同時に見えてきた課題もいくつかありました。 もちろん、こうした課題解決に向けて正直に取り組みます。 より円滑なFC展開を創っていくために。 一年前からやり取りをしながら準備を進めてきたこの試みでしたが、なかなか解決できずに難航したこともいくつかありました。また、初めての開催ということで全体の動きを考えたり、共有したりするのに時間がかかることもありました。 2024スリークロス和歌山

102. 大会のFC展開が地方大会を盛り上げる|FCスリークロス

1|初のFC開催:2024スリークロス和歌山2024/2/18に和歌山県上富田で「スリークロス和歌山」を開催しました。 この会場で特筆すべき点は幾つかあります。 最も大きな点は、和歌山県の新谷さんが「和歌山でもスリークロスを開催したい」と手を挙げてくださり「FCスリークロス(大会フランチャイズ)」として開催できたことです。 開催できるイメージはあったし、開催までに準備することなどもみえていましたが、段取りやイメージを共有したり、仕組みを整えることは言うほど簡単ではなかった。

101. ワークショップの楽しさ / 3年間参加で楽しみ倍増計画!|マーチング祭®️

1|3年間は参加してほしい2024年2月に、これまでずっと開催したかったワークショップが、ついに実現します。 ワークショップは、実際に動いたり、対話をしたりしながら進めていきます。(講師が全面的にサポートするコースもあります) 自らが主体的に参加しながら、  - 交流し  - 技術を学び  - 知見を交差させ  - みんなで楽しみながら学ぶ 機会にしたいと考えて、ワークショップ形式にしました。 このワークショップで  - 地域を超えた繋がり  - 実際のショーづくりを通し

100. マーチングの聖地/始まりの場所:横浜BUNTAI |マーチング祭®︎

1|始まりの場所:横浜文化体育館横浜文化体育館(以後:文体)は、横浜でマーチングをしているものなら知らないものはいない場所で、「文体」と呼ばれて愛され続けた場所だ。 「この場所から日本マーチングの歴史が始まった」といっても過言ではない程、多くの歴史を刻んだ場所だ。 いくつかを記す。 「マーチングバンド全国大会・バトントワーリング全国大会」の前身ともいえる「第1回パレードバンドフェスティバル」(日本ビューグルバンド主催の発表会)が1967年1月10日に開催された。(出典:「W

94. FCスリークロスの説明書|マーチング祭®︎

1|仲間と大会を創る楽しみをつくる FCスリークロス2023年12月30日に、FCスリークロスのonline説明会を行った。 ぜひ一度、ご視聴いただきたい。 FCスリークロスは一言で説明するならば、 「誰でも大会がつくれる仕組み」だ。 [ミッション] 誰でも開催できる機会をつくる 誰でも開催できる環境をつくり どこでも開催できる仕組みをつくる マーチング祭®︎は、これまでに30以上の大会をつくってきた。 2024年現在は、1年間に10以上の大会を運営している。 日本マー

81. 現役世代を支援する文化をつくる|Donate マーチング祭®︎

1|なぜ支援が必要なのか2023年7月 2023年10月 2つのクラウドファンディング(以後:クラファン)を立てました。 このクラファンは、マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPSの2つの大会 ① 湘南藤沢オープン|2023/9/25 @秋葉台文化体育館 ② 東海オープン|2023/11/25 @浜松アリーナ にエントリーしたチームに出演補助を渡すことを目的としたものだった。 このクラファンを立てた理由はいくつかあります。 理由1 マーチングチームは本

72. 47チーム創りたい・支えたい・繋がりたい|バンドアシスト

1|バンドアシストって何?私たちは「47チーム創りたい(支えたい)」と考えている。 そのために不可欠なことがある。 "持続可能なチーム運営システム" を構築することだ。 "持続可能" にするために、  - ノウハウを共有できる  - 相談できる  - アドバイスが受けられる 仕組みがなくてはならない。 「マーチング祭 バンドアシスト」は、  - チームを創ったり  - チームを支えたり  - チーム相互に支え合ったり  - 運営方法をシェアしたり できる仕組み全体と理解

68. ジャッジと共に育てる大会|MIX3™️

1|スリークロスのジャッジシステムスリークロスでは、  ① 評価|評価言を音声録音  ② 評定|スコア というジャッジシステムを採用している。 ①は、その場でパフォーマンスを観ながら音声でコメントをするもので、ジャッジが「その時に何を感じ、どう理解したのか」がよく分かる。 ショウ制作者やパフォーマーにとっては、意図していないところを指摘されることもあるだろう。思うように評価されないこともあるだろう。 だからこそ、価値がある。 ジャッジはその場で、初めてショウ/パフォーマ