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「管理栄養士監修」の効果は

フリーランスのメニュープランナー Yayoiです。

管理栄養士の資格も持っていますが、管理栄養士として採用された仕事はしたことがありません(笑)ずっと外食畑。

ときどき飲食店や中食お惣菜やお弁当で見かける
「管理栄養士監修(考案)メニュー」という文言について、
書いていきたいと思います。

 正直なところ、 「だから何?」
という印象なのは私だけでしょうか‥

おそらく、
「管理栄養士が監修したので栄養バランスのよいメニューなんですよ!」
と言いたいのだと推測。

かくいう私も、会社員時代に
市役所の職員食堂のメニューで、「管理栄養士考案ヘルシーメニュー」をやりたいから、メニューを考えてという依頼を受けました。
ここでのヘルシーメニューの定義も好きに考えていいとのこと。
会社でどうしていこう…の方向性もなく、丸投げです。会社で決まったのは「管理栄養士考案メニュー」を日替わりで置くということだけ。。

いろいろと栄養成分の細かい制限つけても、現場で再現性や食材調達や原価、お客様への伝わりやすさを考えて、結局は「1食に野菜が〇g以上」というルールで作ることにしました。
どうも「管理栄養士」の名前貸し?のようなすっきりしない感覚でいました。
もはや「野菜たっぷりメニュー」と打ち出した方がよいのではと。

長いこと外食畑にいるので、お客さんにおいしいものを届けるのは当然のこと。そこでひっかかるのが、
「管理栄養士監修」=「おいしくなさそう」 の印象なのです。
たまの外食なら、「おいしいもの食べたい」と思うのがお客様心理。
日常食での外食なら、「いつも好きなもの食べているから、たまにはバランスよいものでも食べようか」という心理もあると思います。

もちろん1食の食事で健康に変化が出るものではありませんから
外食や中食での売り文句としての「管理栄養士監修」が
売り手の自己満足になっていないかを考え、
もっとお客さんが手に取りたくなる伝え方を考える必要もあるでしょう。


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