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わきますか

「次はバナナジュース?」

2019年の後半あたりから、ポストタピオカ探しは始まっていました。

去年の今頃、行列してまで飲みたかったタピオカさんは、いまどこに…

ただ、ポストの1番手がバナナジュースって。昭和の時代から自宅でも飲まれていた果物ジュースのド定番が、なぜ今?

バナナは毎日食べているから、できればもうちょっと捻って欲しいような。


みなさま、流行には人為的に作られるものも多いことご存知かと思います。

では、バナナジュース。誰が言い出したんでしょう?

ウェブの過去記事をパラパラっと見ていたら、ポストタピオカと目される飲み物が、ほどよく3品ほどピック・アップされているのを散見します。

だいたい1番手がバナナジュース、二番手が抹茶系、で、三番手が聞いたこと無いドリンク。

ははぁん、この三番手を打ち出したい大人の事情かなぁ…

バナナジュースをダシにして… ソレ以上は推測の域を出ませんので。


流行といえば、わかりやすいのは、色(カラー)。
ファッション誌などで「今年は黒」とか、見出しが踊っています。

流行色って、国際流行色委員会という国際団体が決めています。日本を含む16か国が加盟していて、シーズン2年前の6月に春夏、12月に秋冬の色が決まります。

なので、世の中の気分で流行るわけでなく、ある一部の人たちによって決まった色が「流行色」とされるわけです。

あらかじめテーマ色がわかっていれば生産計画を立てやすいというメリットもあるでしょう。

色の問題は、大人の事情として構わないのですが、人情的には流行って、自然発生して欲しいんですよね。

うなぎだって、どちらかというと養殖より天然をありがたがってみたり…

でも、野菜はカタチが整ったものを好むんですよね。味は変わらないのに。

虫が食ったら廃棄なんて。見た目の問題はあるけど、虫って、野菜や果物を見た目で選んでいないから、実は美味しいんでしょう。虫は、旨さの指標になったりして。


自然発生といえば、きのう話題になっていたニュース。

千葉県で飼育されていた会社から脱走した子ヤギが線路脇の擁壁斜面に迷い込み、みんなに心配されています。

そもそも脱走から1か月半経って、なぜ今、報じられているのでしょうか、不思議です。

それはそうと、ネットには場所の地図までご丁寧に貼ってありました。人が集まってしまう方が心配。

ヤギは木登りが得意。蹄が二股に分かれ、外側が固いから、樹木や岩肌に器用に引っ掛けることができます。サハラ砂漠あたりでは、枝が細い木でもお構いなし。もともと高い所に登るのが自然の姿ですね。

千葉県の現場、斜面には餌になる草も生えているし、「可愛そう」って、人間の杞憂。本人は社会距離を保ちながら、自分の領土を自由に動き回れるから、むしろよかったのでは?

ヤギって、河川敷など草茫々の場所に放たれ、除草作業に使われることもあります。なので、草を全部食べきったら、勝手に降りてくるでしょう。

この時期、夏休みの足音が聞こえてきそうで、普段なら気持ちが上がってくるのですが、子どもは自粛やら隔週登校やらで、長期休みへの期待感が変わるのでは。1年で、年末の次に自然とテンション上がる時期なのに…

もうすぐ国民の祝日。7月20日は海の日。海の日って「夏休み初日だから海なのか」と、思ったら、明治時代に天皇が「明治丸」という船に乗って横浜で下船したのが7月20日という理由でした。

今は、7月の第三月曜日に変わりましたが、今年はたまたま20日が第3月曜なので重なっています。祝日の由来はともかく、明治丸にはもっと重要な話があります。

明治8年に小笠原諸島の領有権問題が生じた際、明治丸が政府の調査団を乗せ、イギリス船より早く小笠原に到着したことで日本の領土になりました。

日本って島国で小国のイメージですが、領海と経済的排他水域を合わせると広さは世界6番目。小笠原を抑えたのは、大きな功績だったんですね。

だだっ広くて不毛な土地より、水産資源がとれる海の方がいいかも。

日本の陣地を考えると小笠原は重要な場所です。もともとは無人島で、江戸時代にハワイから持ち込まれたバナナで景気に湧いたこともあったとか。

小笠原種のバナナは、小ぶりで皮が薄く風味が良いそうです。
「小笠原のバナナジュース」 自然に人気が出るかもしれませんね。


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