「光る君へ」初回感想

拝見しました!リアタイで。
まず、男女ともに平安装束の華やかさよ。ため息が出るほどでした。衣装代はおいくらなんでしょうか(無粋)。

衣擦れの音や、所作が美しく、言葉遣いは現代言葉でしたが、タイムスリップしたようでした。

まあでも「〜でござりまする」みたいな口調って、「時代劇言葉」みたいなところがあるので、リアルタイムで話されていた言葉とも違うと思うので私はあまり気にしません。

音声学的に言えば、どうやら1文字1文字の発音そのものが現代と異なっていたらしく、忠実に再現しようとしたら「ナニユウテルカワカラン」状態になってしまいますし。

それに、ガチガチの時代劇言葉でなくてもその時代の空気感を感じさせるという芸当は「鎌倉殿の13人」で実証済みです。

そういえば、まひろの子役は鎌倉殿で大姫役を演じていましたね!泣く演技がお上手すぎる…。

まひろが鳥籠から鳥を逃してしまうシーン、もうあれは若紫巻の「伏籠のうちに籠めたりつるものを」ですよね?ね?

司馬遼太郎の『項羽と劉邦』読破経験がある身としては、趙高の「馬鹿」のエピソードはバイブス上がりましたね〜!
趙高は割と奸臣・悪徳宦官の代表例みたいに描かれることが多いイメージです。

『項羽と劉邦』では、二代目皇帝・胡亥本人というよりも、趙高が奸物だったという描かれ方がされていた気がします。

趙高とか魏忠賢とかのせいで、宦官=腐敗の象徴みたいなイメージを持たれているのはかわいそうです。南海大遠征を行った鄭和や、崇禎帝に最後の最後まで付き従った王承恩なんかもいるんですけどね。

脱線しました。
紀行で平安神宮と時代祭が紹介されていて、「大学から近いし時代祭も見たことある」と謎にドヤっていました。今年も見たいなあ。

しかし最後の最後にショッキングな展開が…。
玉置玲央さん、大奥では良い人・黒木を演じられていたのにこんなに拗らせた人になってしまってわたくしは悲しいです(誰)。

来週は成人まひろが出てくるということで、より装束が鮮やかになりそうです。楽しみ!

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