いま、すぐはじめる地頭力を読んでみた

みなさんおはようざいます。今日も良い1日を過ごしましょう。

著者は、細谷功(ほそやいさお)さん
1964年神奈川県に生まれ。ザカティーコンサルティングのディレクター、ビジネスコンサルタント。東京大学原子力工学科を卒業後、東芝で8年間エンジニアとして働いたのち退職。経営コンサルティング会社のアーンスト&ヤング・コンサルティング(ザカティーコンサルティングの前身)に入社する。以来、会社の仕組み(業務プロセス、組織、IT)の改革にクライアント企業と取り組んでいる。共訳書に『市場をリードする「業務優位性」戦略』、著者に『「地頭力」を鍛える』があるのだそうです。

個人的によかったポイントをリマインドしておきます

・「地頭力」とは仕事や人生の問題をスピィーディーに解決し、さらには新しいものを創造することができる「考える力」
・「地頭力」は日々の問題を解決する力
・「結論から」「全体から」「単純に」考える能力
[地頭力を使った問題解決手順]
①解決したい課題の結論を想定して課題解決に取り組む(結論から考える=仮説思考)。
②次に、課題の全体像を捉えて(全体俯瞰)、複雑な課題対象を特性別に分類した後に一つずつ取り組める程度の難易度に分解し、さらにそれらの中からいちばん重要度や難易度が高いこところから着手していく(全体から考える=フレームワーク思考)。
③そうやってかみ砕いた対象を一般化・抽象化・単純化して問題を解いていく(単純に考える=抽象化志向)。

[向こう側から・上空から・離れたところから考える]
・地頭力とは「離れて」考えること
・離れて考えるのが難しいのは「阻害求心力」が働くから
▼阻害求心力の例▼
・仮説思考を阻害する求心力・・・完璧主義、正解依存症、情報依存
・フレームワーク思考を阻害・・・自己中心主義、視野狭窄、先入観
・抽象化思考を阻害・・・重箱シンドローム、経験依存

[考え始め・続けるために必要な心構え]
①時間に対する感度を上げる
・金銭感覚はあるが「時間感覚」は?
・「寝坊した瞬間」を思い出せ
②知的依存心を捨てる
・地頭力とは「自頭力」
・「答え」はどこにもないと思え
③自分の「思考のクセ」(思いこみ)を徹底的に認識する
・思いこみをなくす必要はない
・ただし、「認識すること」が重要

[今スグ結論から考えるための項目]
・三年後の自分像を一枚に描いてみる(絵が不得意な人は箇条書きで10項目あげてみる)。
・切羽詰まって後ろから考えた経験がなかったか、思い出してみる。
・自分の「人生の目覚まし時計」は鳴っているか、再確認してみる。
・上司の言うことが前日と変わったら、あわてず騒がず背景(ココロ)を読む。
・「自分の言っていることをいちばん理解していない」と思う人を思い浮かべて、「わかっていないのは自分ではないか」と疑ってみる。
・「65点主義」を実践し、堀かけで止まっているトンネルの開通に、いますぐ着手する。

[今スグ全体から考えるための項目]
・「上空のもう一人の自分」を強く意識し、「協働作業」をイメージする。
・「オヤジの説教」をよく観察し、「おやじ」側の棚上げ度と、自分側の理解度をチェックする。
・身の回りの自分への期待値を再確認してみる。
・5W2Hを使って、ビジネスメールを送信前に確認する
・近所のデパートやコンビニなどの商品分類がMECEになっているかどうかをチェックし、なっていない場合はどこがなっていないかを考える

[今スグ単純に考えるための項目]
・自分の仕事の内容を小学生にわかるように解説してみる
・最近出合った新しい概念やツールを「たかが△△、されど△△」の△に置いてみて、どこが「たかが」で、どこが「されど」なのかを考えてみる。
・自分の環境(事情)が、他人と比べて本当に特殊なのかどうか再考してみる。
・仕事の手法が恋愛に適用できてないか考えてみる。逆も同様に考えてみる。
・大好きな人の短所と、大嫌いな人の長所を探してみる。
・一見、まったく違うように思える職種をピックアップし、自分の職種との共通点をあげてみる。



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