セルフコーチング入門を読んでみた

https://www.amazon.co.jp/-/en/%E6%9C%AC%E9%96%93%E6%AD%A3%E4%BA%BA/dp/4532111021?language=ja_JP

著者:本間正人さん

京都造形芸術大学副学長、NPO法人学習学協会代表理事。「教育学」を超える「学習学」を提唱し、「研修講師塾」を主宰。数多くの企業・自治体などで管理職研修を担当しているそう。東京大学文学部社会学科卒業、ミネソタ大学大学院修了(成人教育学 Ph.D.)。ミネソタ州政府貿易局、松下政経塾研究部門責任者。

個人的に良かったポイントをリマインドしておきます。

セルフコーチングとは?
・心の中にコーチを持ち、自分で自分をコーチングする力
・自発性を発揮し、問題解決し、目標を達成するための自分との対話
・「どうすれば望ましいか、どうしたら上手くいくか」
・前向きな質問を自分に問う能力
・問いかけし→目標を設定し→行動し→習慣化し→定着させる
・夢や理想について自問し漠然としていた姿を具体化していく
・自分の大きな可能性を信じる
・自分の内側に状況を打開したり、これまでにない高い目標を達成できる力があると信じること
・自分の成功体験の理由から強みを評価・認識し資源として活かす方法
・コーチングにない良さがある

セルフコーチングを始める準備
・ひとりになれる空間をつくる
・リラックスする

セルフコーチングに使える質問
・実現したいことは何ですか?
・自分のやりたいことをはっきりさせると?
・それが実現したらどんな状況になりますか?
・過去からリソースを探してみましょう
・それまに一番上手くいった方法は?
・その体験から何を学んだのですか?
・前向きにとらえると?
・自分の特徴、強みを見つめなおしてみましょう
・強みを10個リストUPしてみましょう
・他の人から何と言われますか?
・目標を設定しましょう
・その目標は実現可能ですか?
・具体的に言うと?
・今、何ができますか?
・選択肢を増やしましょう
・できることを3つ挙げると
・まだ試したことのない方法は?
・他には?
・どこから行動に移しますか?
・いつからやりますか?
・実際にやってみてどんなことを感じましたか?
・次回にはどうしますか?

セルフコーチングする場合このメモを机の上に置いといて、横目で見ながら自分に問いかけます。順序通りでなくでも大丈夫。目に止まったものから始めるでも良し。実際に声に出して自分に問いかけてみるのがおススメ。

セルフコーチングのフォーマット「WISDOM」モデル
・Will(志を立てる)
・Image(成功のイメージを描く)
・Source(エネルギー源を探す)
・Drive map(成功までの地図を描く)
・Operation(行動に移す)
・Maintenance(習慣化への努力)

・Will(志を立てる)
「なぜそれをやるのか」「なんのために自分はその目標が必要なのか」を考え抜き明確な意思を持ってスタートすることが大切。強い意志を持つためには意味を感じることが大切。

「こんなことできたらいいなぁ」という漠然とした想いを
「目標を何とか達成して絶対に成果を手に入れたい」という想いに変化させるには下記3つの質問が使える。

①「達成することに、あたな自身はどんな意味を見いだしていますか?」
②「達成することは、周りの人にとってどんな意味があるのですか?」
③「達成することは、社会にとってどんな意味・価値があるのですか?」

「立志表」志を整理するツール

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価値観リスト(行動の判断基準を整理するツール)

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・Image(成功のイメージを描く)自分が成功しているイメージを鮮明に描くことが大切。実際に自分が目標を達成したときの姿、周りの環境、人、香り、空気、心境を描きます。

未来予想図(ゴール世界の自分を描くためのツール)
明日の朝、あなたが目覚めたら自分にとって理想的な20XX年になっていました。あらゆるものが全て理想的な状態になっています。あなたの仕事、そして職場はどんな状況になっていますか?どんな変化があったでしょうか?あなたはどんな立場で何をしていますか?できるだけ具体的に、細かく映像を想い浮かべてください。言葉や絵・図などで描写してみてください。

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・Source(エネルギー源を探す)
行動を継続させるために過去の成功体験から自分の強みを見つけ、エネルギーに満ちた状態を獲得します。例えば、高校時代にサッカー部レギュラーの中で一番下手であったが「絶対に誰よりも上手くなる」と決断し、大学へ入学する前に必死に練習を毎日して同じ代のメンツでは誰よりも実際に上手くなり最速でレギュラーに抜擢されたことは自信になった。この経験から考えられる強みは「継続力」といった感じです。この強みを活かしてゴールを達成した自分を想像します。

やる気グラフ(自分のエネルギー源を探すツール)

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自分の強みリスト(自分の強みを見える化するツール)
①先ず周りの小さな丸にパッと思い浮かぶ自分の強みを記入してみましょう。そしてその強みが発揮されている情景を思い浮かべます。
②次に、中央の大きな丸にこれが一番という強みを書き込んでください。周りの十個から一つ選ぶ方法でもいいですし、十個を統合するような概念でも構いません。言葉で表現しにくければ、絵でも図でも音声で発っしていただいても結構です。
③今の状況で中心にある一番の強みを発揮するためには、どんな方法が考えられますか?
④一番の強みを磨き上げるために、さらにどんなことができますか?

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私の中にいるヒーロー≒コーチ(自分の中のコーチ像を整理するツール)

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・Drive map(成功までの地図を描く)現在地から目標達成まで、どのような経路・道筋を取るのがベストか検討する。目標に対し自分の現状をはっきり確認すること。行動の選択肢を考えるのに有効なのは1人ブレーンストーミング。自分の考えを「否定せず」思考を巡らせます。・これまでに試したことない手法は?
・アプローチを五つあげると?
・組み合わせると?
・逆発想すると?
・他に?
・他にもう一つ?
上記ブレーンストーミングによって出た選択肢のメリット・デメリットを勘案してベストなアプローチを選択する。選択肢に不安を感じるようであれば、「強み」やエネルギーの源泉を確認して、「できる」という気持ちを呼び覚ます。

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・Operation(行動に移す)
最初の一歩を踏み出すことが重要なステップ。第一歩を効果的に踏み出すための自己対話を引き続き続けていく。何かをするために何かをしない決断をする。いつ、どこで、なにを、どのようにするかを具体的にイメージする。

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・Maintenance(習慣化への努力)
目標を紙に書いて貼りだすなどゴールイメージを「見える化」する。ともに高めあう仲間等、心理的なサポート体制をつくる。通貨目標を達成したときに自分にインセンティブを用意する。自己承認を繰り返す(今日1日を通じててきたことを見つけて、自己信頼を高め、次の活動へ繋げるポジティブな循環をつくっていく)口癖をポジティブなものへ変換する。日頃の行動・思考パターンはあなたの口癖に現れます。

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