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2024J2第7節 横浜FCVS仙台 振り返り

前節の振り返り


はじめに

前節はホーム連戦で徳島を相手にスコアレスドローに終わった仙台。前半に圧倒的にチャンスを作りながらも決め切れず、後半は一進一退になるも両者決定打を欠いての結果となりました。これで3試合連続スコアレスドロー。「騒ぐな」と言われても鉄壁の守備とゴール欠乏症は事実でしょう。これからどう攻守のバランスを取っていくのか注目です。
今節はアウェイでの横浜FC戦です。J1でのキャリアが豊富な選手が多く、個人能力はリーグ随一のクラブ相手に仙台の守備が通用するのか、そして今節こそゴールネットを揺らせるのか。

メンバー

☆仙台

左SHは情滋がベンチスタートとなり相良がスタメンに。
FWは鎌田がベンチスタートで元彦がスタメン。
ベンチは龍之助に代わってモラエスが入りました。

★横浜FC

右CBだった中村が右WBに回り、代わりに出停明けの岩武が右CBに。前節右WBの山根がベンチスタートに。
また、佐藤と村田がベンチ外となり、新加入の高橋がベンチに入りました。

得点経過

前半39分 横浜先制 中野嘉大
後半12分 仙台同点 中山仁斗
後半17分 仙台逆転 相良竜之介

先制は横浜FCでした。それまで仙台の守備を崩せていませんでしたが、セットプレーの跳ね返りを中野がズドン。あんたカットインシュートだけじゃないんか?

仙台の同点ゴールは後半12分。中央でのビルドアップ、蓮之が元彦へ縦パスを刺し、受けた元彦が左へ解放。大外で引き取った石尾からポケット侵入した相良へスルーパス。相良のクロスを仁斗がヘディングで突き刺し、仙台久々の得点!

更に仙台が5分後に一気に逆転!
横浜のビルドアップを郷家が引っ掛けて奪取。右からカットインすると、逆の相良へラストパス。相良は正対しながら落ち着いてシュートコースを確保してタイミングをずらしたナイスシュート!
一目散にサポ席へ向かう相良、交代でベンチに向かっていたものの戻ってセレブレーションの輪に加わる仁斗。エモい!

試合を観ての感想

時間無いんでかいつまんでまいります

前半

横浜優勢だったかなと思います。仙台はサイドでのコンビネーションからのCK奪取やFK等のセットプレーがチャンスのメインでした。
横浜は伊藤に入れてからのカプリーニ・サイド展開のパターンで押し込んでいきます。しかし、それほど崩された感じはなく無失点でやり過ごせそうでしたが、CKのこぼれから中野が宇賀神シュートで横浜先制。いやいや、中野おまえ宇賀神シュートピッチ内で見てただろうが!!

後半

仙台はHTで蒼生→蓮之の交代。これが後半の逆転劇を呼んだと言って良いでしょう。蓮之はボールを引き出してライン間で待つ元彦や郷家に果敢に縦パスを入れて攻撃を活性化。同点ゴールは正にそんな形でしたよね。能動的に崩した何回でも見返したいゴール。蓮之にボールが入った瞬間、次に何をするのかゴールまで見えましたもん。あれは現地で観た人はより痛快だったでしょうね。
逆転劇は得意のショートカウンターから。取り組んできた事と、今取り組んでいる事両方を結果に繋げた最高の5分間でした。
横浜は櫻川らを入れてパワー増強してきましたが、こちらもモラエス・知念で対策。どっちも連れてきたの、大成功でしたね。

選手個々人について

今回は選手ではなく森山監督です。かける言葉、ゲームを見る眼、交代のタイミングや人選、ほんと全てがパーフェクトです。コーチ陣との関係も良さそうですし何より一体感があります。数年前まではあった、この仙台の一番の武器である『一体感』。森山監督こそ、仙台が求めていた人材でしたね。仙台に来てくれて、本当にありがとうです。
もうここまでガッチリハートを掴んだら、今後多少チーム状態が沈んでも、バラバラにならずに済むんじゃないかなと。もうそんな領域まできているのではないでしょうか。
何年かかるか分かりませんが、自分は森山監督と昇格したい!

総評

見事な逆転劇でした。しかも『東の横綱』(自分はそれは千葉だと思っていましたが)相手ですからね。
2得点の内容も良いですよね。ビルドアップでの崩しとショートカウンターですから、開幕当初からの武器と最近取り組んでいる崩しのところですから、チームの成長をヒシヒシと感じます
3試合連続無得点を忘れてしまうような爽快な逆転劇。もうあんなに嘆いた日々をほとんどの仙台サポは忘れたはずです(苦笑)自分的には前回の『次節に向けて』の項で「失点のリスクはあるが、その分得点の期待度も上がる相手』と書いたのが正に現実になってしてやったりです。
忘れたといえば、終盤に失点が多いと嘆いた開幕2試合の事もすっかり忘れました。もう反省を活かしてしっかり守り切れています。

次節に向けて

次は中3日でホームに戻り、昇格組の愛媛との対戦です。
ここまで3勝1分3敗と健闘している愛媛。見てみると番狂わせも意外な勝利・敗戦も無く、割と妥当な感じでした(苦笑)
仙台としてはメンバーの入替もあると思うので、この素晴らしかったゲームの後に流れを維持できるのかが注目でしょう。平日とはいえホームゲーム、まだ3試合で1勝なので勝利する姿を見せてほしいですね。

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