見出し画像

6/14~6/16カープ戦を振り返る

前カード振り返り


はじめに

前カードではジャイアンツ相手に何と3連勝!この交流戦、タイガース戦に続く3連勝で5カード全てで勝ち越しに成功!球団初の交流戦優勝ももうすぐ目の前です。
交流戦も残り1カード、ラストはホームでのカープ戦となります。ここまで12勝3敗と驚異的な勝率で交流戦を戦ってきたイーグルス、最後もしっかり勝ち越して優勝を決め、この後のパリーグ同士の戦いに弾みをつけたいところです。

ゲーム展開振り返り

第1戦 0-1 敗戦

早川ー大瀬良のマッチアップ
イーグルスのエース格に成長しつつある早川と前週ノーヒットノーランを達成している大瀬良による極上の投げ合いが展開され、試合は9回を終えてもスコアレス。
試合が動いたのは11回、カープは矢野が犠飛を放って先制し、そのまま逃げ切りました。

勝敗を分けた場面
やはり三盗を仕掛けられるというのはバッテリーの対処・準備にかなりの問題がある証拠なんですよね。11回に守りのあの場面はまず浮かびますが、やはり幾度となく迎えたチャンスで野手陣が1点も取れなかったのが一番の問題でしょうね。

第2戦(現地観戦) 3-4 敗戦

古謝ー玉村のマッチアップ
カープは2回に二俣と秋山のタイムリーで2点を先制すると、6回には坂倉と堂林のタイムリーで点差を4に広げます。
なかなか玉村を打ち崩せないイーグルス、2回・3回・6回とチャンスを作りますが、ホームがなかなか遠い…。しかし7回に光のタイムリーと小深田の犠飛で3得点し一気に1点差に!しかし反撃一歩及ばず、交流戦初の連敗&カード負け越しを喫しました。

勝敗を分けた場面
2裏の佳明のゲッツー
かなと。2点を取られた直後でここで1点でも良いから返せればすぐに流れを取り戻せたんですけどね。イーグルスの逆転勝利って、失点後にすぐ1点でも返せてるのが特徴で今回もそれが叶うなと思っていましたが…。打順変更が裏目に出ましたかね。

第3戦 5-3 勝利!

松井ーアドゥワのマッチアップ
イーグルスは2回にカープの2つの失策で3点を先制!3回には大地が2ランHRを放って点差を5とし、大事なゲームでワンサイドゲームに持ち込みます。
先発松井は足が攣ってしまったようで3回で降板。しかし、好調のリリーフ陣総動員で逆に制圧出来てしまったようで無失点で試合は終盤へ。しかしこの状況での登板に慣れていないからか、逆に普段Aチームの酒居と則本が立て続けに失点。2点差まで追い上げられますが、何とか逃げ切って同一カード3連敗を回避。約40分後にホークスが敗れてイーグルスの球団史上初の交流戦優勝が決定しました!やった~~!おめでとう!!

勝敗を分けた場面
言うまでもなく、2回のカープの2つのタイムリーエラー
でしょう。この大一番でイーグルスにとってはいきなり3点も貰えたわけですから、かなり気が楽になったと思います。TQBを考えても大きな得点でした。

個人成績

救援投手

  則本 1試合1回3安打0四球1奪三振2失点23球
   宋 2試合2回2安打0四球1奪三振1失点25球 1敗
  酒居 1試合1回2安打0四球1奪三振1失点23球
 鈴木翔 2試合2回1安打0四球0奪三振0失点20球
 渡辺翔 1試合1回0安打0四球2奪三振0失点17球
  弓削 2試合2回1安打0四球1奪三振0失点28球 1勝
ターリー 登板無し
 津留崎 1試合1回1安打0四球1奪三振0失点15球

・3戦目は松井のアクシデントで総動員も見事な繋ぎ。酒居と則本は点差開きすぎて緊張感足りずに崩れる『Aチームあるある』か。

・翔天が安定、翔太が復活傾向、ここにきて津留崎も台頭、更には交流戦明けから藤平復帰予定と本当にブルペン勝負も出来るようになりつつあります。

先発投手

早川 10回4安打1四球11奪三振0失点117球 HQS達成
古謝 6回9安打1四球4奪三振4失点108球 黒星
松井 3回1安打4四球0奪三振0失点51球

・これぞエースという早川の投球。カープ打線の早打ちも手伝って球数管理も内容も完璧に近い内容でした。ピンチの質も良く、塁上に2人以上の走者がいたのは0回。被得点圏も2回だけとずっと安心感がありましたね。それだけに白星を付けさせたかった…。
ちなみに先発が10イニング以上投げたのは12年前の田中以来だそうです。

・古謝は6イニング何とか投げ切るも4失点で黒星。特に6回は代えても良かった中でちょっと疲労が出たのかなと。スタミナ不足もあるかもしれませんが、ゲームの中でカウント取りのボールに苦労する事が何度かあり、それで無駄に球数を消費してしまっているなと感じます。直球以外でもサクッとストライク取れるボールという意味ではツーシームをもう少し有効活用&精度UPしていきたいですね。

・松井は随分と制球を乱しているなと思っていましたが、アクシデントで3回降板となりました。それでも2つの併殺打でピンチを凌ぎ、先制を許さなかったのはご立派です。後半戦もローテ投手として活躍してほしい選手の1人。

主な野手

  小郷(13-1)0打点2四球6三振1盗塁
  村林(14-3)0打点0四球2三振
  辰己(10-3)0打点1四球0三振1盗塁
 鈴木大(9-3)1HR2打点2四球0三振
 渡邊佳(12-3)0打点0四球1三振
  浅村(11-5)0打点2四球1三振
フランコ(13-3)0打点0四球3三振
  太田(9-1)3打点2四球2三振
 小深田(10-2)1打点0四球2三振

・浅村は安打はかなり出るようになったので、次は打球角度と打球方向ですね。まだ打球が上がっておらず、ゴロ打球や低いライナーが多いですね。方向も引っ張りが多く、やはり右中間にブチ込むようなHRが打てれば復調と言っていいでしょうけどね。
その『復調』傾向が見られるまでは大地の代役4番は続くでしょう。

・小郷がちょっとトーンダウンですが、交流戦での活躍はMVP級でした。あとはここで一休みして再びパリーグ同士での戦いで輝けるかどうか。

・石原がついに抹消となり、交流戦明けから捕手をどのように起用していくかも注目です。ただ、安田ではなくて堀内を上げるというのはちょっと………

総評

ついに交流戦で優勝出来ました!リーグ優勝・日本一の方が難しいと思うのだが、なしてこんなかかってしまったのか(苦笑)
ただ、個人的には全カード勝ち越しを狙っていただけに、最後はちょっと残念でした。それでも未だに同一カード3連敗が無いのは立派で(同一カード2連敗はありました)、それがここまで順位的にも粘れている要因だと思われます。
気が付けば勝率は5割!交流戦で投手陣が状態を上げてきたので、ゲーム自体が計算出来て、首脳陣も戦略を立てやすい状況にあると思います。野球はやはり投手力。特にブルペンがかなり整備されてきたので、今後は更に終盤の『逆転イーグルス』が見られると私は予想しています。
打線はやはり浅村待ちでしょう。安打は出てきましたので、打球角度ですね。長打が出てくると得点力も上がるので、昨年7月のようなチームとしてのフィーバーも期待出来るでしょう。

次カードに向けて

ここからパリーグ同士の戦いに戻ります。まずはエスコンフィールドでファイターズとの3連戦からです。交流戦を予定通り消化出来たのでイーグルスは中4日、ファイターズは未消化分1試合あったので中2日となります。
日程的な区切りが1年の中に幾つかあって、開幕~交流戦、交流戦18試合、交流戦明け~オールスター、オールスター~閉幕と大体この4セクションに分けられますよね。この第3セクションでどれだけ最後勝負出来る位置にいられるか、湿気とも戦いながら貯金を稼ぐ事が求められます。

先発予想はイーグルスが早川ーポンセー藤井、ファイターズは山﨑ー伊藤ー加藤との報道がありますね。
ロースコアで耐えないとやられてしまうようなマッチアップ、リリーフは自信があるので先発が如何にゲームを壊さずにロースコアで推移出来るか、ここにかかってきます。
Aクラスを目指すならファイターズはライバルになるチームです。そんな相手に勝ち越しでスタート出来れば勝負の第3セクションで昨年に続いて大爆発も期待出来るでしょう。

ここまでの勝敗 31勝1分31敗
昨年の63試合終了時点(6/23時点) 26勝1分36敗

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?