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子どもの療育プログラムの時に
おかあさんからいろんなご相談や質問を受ける。
できるだけ私自身の答えを具体的に伝えないようにしています。
脳をスムーズに発達させる方法にだけ限っていうことはあるけれど、
家庭内教育やしつけに関しては
それぞれの家庭で違うだろうし、
お母さんの個性も違うから
そのお母さんらしさが出るのが無理なくて
自然で良いと思うから。

時々、「自分がダメだから、こんな風になってしまった。」と言う風なことを仰るお母さんがいらっしゃる。

障害のある子が生まれた時も同様に母親は自分を責めてしまうことがある。

私自身も以前はよく「あの時、こうしていれば。」と妊娠期の事を思い返すことがある。今となっては、そんなことを思ってみてもどうすることもできないし、彼がこの世に生を受けて生まれて来てくれたことやなんとか大人になるまで育ってくれたことに、感謝しかないのだけれど。

子育てに罪悪感をもっているそのお母さんは、
本当に努力家で上手に子育てしているように見えるだけに
「そんな悲しいことを言わず、自信をもってください。」と
励まさずにはいられませんでした。

それとよく似たことですが、
正社員でガッツリ働いているお母さんもよく似た罪悪感を抱きながら
子育てをしている人は多いのではないでしょうか?
「もっと時間があったら、子どもとゆっくり過せるのに・・・。ごめんね。」と

でも、そんなこと
思う必要は全くないのです。
私たちは与えられた環境で一生懸命できることを努力、工夫すればいいだけ
毎日を楽しく豊かに過ごすためには
その「罪悪感」は必要ないのです。

お母さんが後で後悔しない生き方をしていれば
心配しなくても大丈夫。
子どもは健やかに育っていきます。
罪悪感は要らないですよ。
子育てをどうか楽しんでください。
「いま」を楽しんでください。

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