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音楽の遍歴⑤-クラシック(オーケストラ・交響曲)編

皆さんこんにちは。
さて、今日はクラシック編-オーケストラ・交響曲についてです。
指揮者、各オーケストラごととなるとかなり煩雑になってしまい、ぼくがnoteで記事にしたい意図と離れてしまいますのでここはあえてシンプルに好きなアルバムの解説をしていきたいと思います。
どうかお付き合いください。


ぼくがクラシック音楽を聴きはじめたのは20代中頃です。なので若い頃からクラシックに慣れ親しんだりピアノを習っていたり音大出身の方のような見聞も知識も聴いてきた時間もそう長くはありません。なんせそれまではロックやフュージョンばかりを聴いていたのですから。
ただ、逆に言うとこれまで聴いてこなかった方たちの参考にしていただけるようなものを目指せばいいのではないだろうか?…なんてことを考えながら記事にしていきます。


・エフゲニー・ムラヴィンスキー(1903-1988)
/レニングラードフィルハーモニー交響楽団

1938年にレニングラードフィルの常任指揮者就任、以降レニングラードフィルを世界を代表するまでに育て上げる。

クラシックを聴きはじめた頃はソナタや協奏曲ばかりを聴いていて交響曲には目もくれませんでした。そんな時期が長く続きましたがレクタンギュラーGRFを譲っていただいたGRFさん(ややこしい)のブログに登場するCDが気になり、はじめにベートーヴェン4番を聴きました。幾分地味な扱いを受ける曲ですが、このライブがすごかった!

はじめて聴いたAltus盤のベートーヴェン第4番
ブラームスの4番も入っている

一体自分は今まで何を聴いてきたんだろう?…と後悔したほどです。以降、気になるものを買い揃えていきました。
そして代表作のチャイコフスキー4・5・6番(独Grammophon)は演奏は勿論のことですが、その音質は今聴いても全く聴き劣りしません。録音はなんと1960年ですから驚きです。如何に当時の録音技術が既に高かったか、ということが分かります。かなり長いファンの方はオリジナル盤やフラット盤を求め少しづつコレクションを増やしています。その理由は音の純度が高いからです。その他にオリジナルモノラル盤(FLAT)とSACDも持っていますが、このステレオ盤のセットが群を抜いています。

チャイコフスキー4・5・6番のセット
運よくこのレコードを入手することができました
ジャケットやセンターラベルのデザインは初版のものを復刻しています

・ジョージ・セル(1897-1970)
/クリーヴランド管弦楽団

はじめはピアニストとしてデビューし作曲も学び、その後指揮者を目指したそうです。
旅行中に第二次世界大戦が勃発、帰国を諦めアメリカへ身を寄せました。その後、1941年にクリーヴランド管弦楽団の常任指揮者に就任。徹底的に鍛え上げ、全米のビッグ・ファイブと呼ばれるまでになりました。
1970年の万博時に来日、公演を行なっています。
精密すぎる、禁欲的だ…などと揶揄されることもありますが、ぼく自身は全くそんな感想は持ちません。
特に万博時のライブのシベリウスの交響曲第2番は敬愛に溢れたどこまでも優しい音色です。そしてぼくのオーケストラ、交響曲に対する印象をいい意味で覆してくれました。

唯一の来日ライブ盤
残念ながら帰国後、急逝しました
今でも事あるごとに聴いています

・ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)
/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

言うまでもなくクラシック界のスーパースターとして長年君臨した帝王カラヤン。
オーケストラの主要ポストを独占するという驚異的な実力を持っていました。あまり長身ではなかったようですが見ての通りニヒルでイケオジです。それはもう世の奥様方が夢中にならない訳はないですね。おまけにスポーツカーを乗り回し、”自家用”飛行機の操縦までこなすのです。
…とまあここまでは音楽には何の関係もないことなのですがカラヤンの人間性を端的に表すものではないかと思います。
年齢や嗜好で派手目の後期よりも初期の録音を好まれる方も多いようです。
ぼくはというともっぱらど定番のベートーヴェン1-9番をカラヤンの全集で聴くことが多いですね。もちろんフルトヴェングラーはじめ他の指揮者の録音も持っていますがベートーヴェンの交響曲に慣れ親しんだ…という意味ではやはりこのCDでした。

ジャケット違いのものしか見つかりませんでしたが中身は同じです

さて、如何でしたでしょうか?
普段聴かない方がこれからクラシックを聴くきっかけになれれば幸甚です。

それではまたお会いしましょう。

#クラシック #オーケストラ #交響曲 #ムラヴィンスキー #ジョージセル #カラヤン

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