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夏が去る。
現在8月の下旬。残暑がまだ続いている。
夏休みもいよいよ終盤だ。
エアコンの効いたリビングでやり残した宿題と自由研究、所々が抜けた日記を完成させていく夏休み終盤。
「はっきり言ってめんどくさい。」
とは言うものの、結局は自業自得。そう自分に言い聞かせて嫌々終わらせる。宿題は答えを見ながら、日記は思い出せるところはその通りに書いて、思い出せない部分は全部空想。自由研究は、工作が好きなのですぐに終わった。
学校から出された課題を着々とこなしたけど退屈すぎてつまらなかった。
そこで、退屈しのぎと涼しむという目的で友達を誘って近くの山にある滝に行くことにした。
自転車で坂道を上り、滝まで向かう。
「ペダルが重い、重すぎる。さすがは坂道。」
そう思いながら自転車を立ってこぐ。何も考えずに必死にこぐ。
何も考えずにこいでいると、目の前に坂道の終わりが急に現れた。内心ほっとしてサドルに腰を下ろし、全力で滝を目指した。
滝への入り口は神社の境内にあり、一度神社の境内に入る必要があった。
神社の前で誘った友達の数人が既に待っていた。かき氷を食って待ってやがった。
神社の入り口前には定食屋さんがあって、そこでかき氷が頼める。僕も一つ頼んだ。ブルーハワイの練乳がけ。美味すぎて無性にかき氷を口にかき入れた。
みんなかき氷を食べ終わって、いざ滝へ向かう。
長い長い下りの石階段をみんなで一緒に降りる。ある程度降りると、マイナスイオンが感じられものすごく涼しくなる。もはや寒い。
そして待ちに待った滝とご対面。すごく綺麗だ。水も透き通ってる。
みんな海パンをはいてきているので飛び込みスポットで飛び込みを始める。
辺りは木々に囲まれ、セミの鳴き声も聞こえる。そこには僕たちしかいないので何か落ち着く静けさがあった。
今年の夏もこれで最後。澄んだ水に飛び込み夏は去っていった――――。
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