見出し画像

入院5日目(術後4日)

一昨日、同じ部屋だった人が、手術を終えて帰ってきた。声しか知らない人だけど、前々日、漏れ聞く会話から暑がりだと言っていたから、声を掛けて空調を希望に合わせる。術後はできるだけストレスなく過ごしたいもんね。と手術の2日前先輩としてちょっと優しい人ぶってみた。

そして、入院5日目にして早くも飽きてきた。昨日から見はじめたヴィンチェンツォもほどほど見ながら、ずっとベッドに座っているのもなんだかなーっと、散歩行ったり、売店でコーヒー買ったり、外眺めたり。4〜6時間おき(8:00 12:00 18:00)にやってくるご飯も、楽しみだけど、正直、そんなにお腹空かない。
病棟の入り口に貼られた献立を4回ぐらい眺めに行ったかな。シャワーも怖くなく浴びれるようになってきたし、背筋を伸ばして歩くのも平気になってきて、それだけ自分の回復が順調って事なんだろう。お腹を10cmも切っても、わずか5日で痛み以外はほぼ元通りに回復している(と思われる)人間の回復力に驚く。

手術前夜から、毎朝、幼なじみのMちゃんが気遣ってメッセージくれて、他愛のない話をして和ませてくれてる。彼女も緊急帝王切開で臍の下に私と同じ手術痕が残ってて、不安を吐露したときに自らの腹の写真を送ってくれて励ましてくれた。(術後2年でほとんど目立たなくなってた。)この日も朝から、元気?ってメッセージがあり、1時間くらいやりとりした。Mちゃんの心遣いに本当に感謝。

夕方、同室だった人が個室に移動していった。そして、結果的に四人部屋のはずの私も個室なった。元パックパッカーでドミトリー慣れしているので、ちょっと広い大部屋で一人ぼっちはちょっと寂しいなーと思いつつ、夜更かししてヴィンチェンツォを見て眠る。もう、闘病日記らしからぬ、まるで、沈没宿滞在記のよう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?