見出し画像

Vol.31 西原 凜(にしはら りん)

意識改革の答えを後期に示す!

内野手 背番号37 /2年目

Profile
生年月日:2002年5月10日
身長・体重:182 cm・88 kg
血液型:A型
投打:右投右打
出身地:広島県
出身校・チーム:開星高
ILでの経験:愛媛マンダリンパイレーツ(2021~)

不退転の覚悟で

1年目の昨シーズンは49試合に出場した。
今年は「不退転の覚悟」を心に刻みシーズンに臨んだが、「首脳陣にアピールできませんでした」とポツリ。前期は16試合の出場にとどまり、打撃は低調だった。「先発のフル出場はなく、代打や最終回の守備固めが多かったです。やはり悔しいです」。NPBへの挑戦は今、正念場を迎えようとしている。

課題を克服するため

昨年の公式戦では多くの課題を見つけたという。その1つが変化球への対応で、高校時代とは格段にレベルが上回る四国ILのピッチャーの球のキレに苦しんだ。どうにかして対応しようと練習を重ね、「打球の意識を右方向に変えて、低めの変化球を見送ったり、カットできるようになりました。苦しみながらも手応えがありました」と振り返る。
そんな経験を積んだ昨シーズン終了後のオフは、2019~20年にパイレーツの野手コーチを務めた白根尚貴さんのもとで自主トレーニングに励んだ。白根さんは母校の開星高校(島根県)の先輩でもある。「勉強になりました。ありがたかったです」。
残念ながら、前期の試合ではその練習の成果を示せなかったが、「同じアウトでも収穫のあるアウトだったという打席にするのが大切です。簡単に凡退して終わりではなく、なぜ凡退したのか、右方向を意識してのバッティングはできたかを考えないといけない。それがしぶといヒットに繋がると思います」と打席の捉え方、心構えはずいぶん変わった。前期の悔しさは決して無駄ではない。大いなる収穫があり、それを後期に生かそうとしている。

1球を大切に

ポジションは内野手だ。「内野はどこでもやれます。専門のポジションしかできないのではなく、どこでもできる準備はしています」。その口調は力強い。
「後期も残り2ヵ月。守備もバッティングも1球1球を練習のための練習とせず、練習の1球が試合の1球なんだという意識を持ち、やっていかねばなりません」。そんな意識改革の答えを後期に見出そうとしている。

兄弟でのレギュラー争い

今季入団した西原豪選手は1歳違いの実弟だ。「入団は弟が自主的に決めたもの。僕は何もアドバイスなんかしてないです」。
豪選手も同じ内野手、レギュラーを競うライバルでもある。「弟と僕はタイプが全然違います。僕は右打ちで弟は左、足の速さも体格も違います。意識はしないですよ」と苦笑するが、弟に負けるわけにはいかない。上のステージという目標に向けて、まずは兄弟でのレギュラー争いに勝つ。兄は闘志満々だ。

ひとくちメモ
趣味:釣り・ゴルフの打ち放し
愛称:りん
好きなタレント:尾崎豊
好きな食べ物:肉・寿司・ラーメン
苦手な食べ物:キウイフルーツ


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!