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Vol.3 小田切 翔梧(おだぎり しょうご)

黙々と鍛え 目指すはストレートで勝負する投手だ!

投手 小田切 翔梧(おだぎり しょうご )背番号15 / 新入団
 

Profile
生年月日:2000年3月27日
身長・体重:177cm・74kg
血液型:AB型
投打:右投右打
出身地:高知県
出身校・チーム:高知高~四国学院大

 ほろ苦さと手応えと

良いところも悪いところも、すべてをさらけ出したデビュー戦だった。

今シーズン入団の小田切投手は、4月3日、チーム4戦目となる四国中央市での香川オリーブガイナーズ戦に先発でデビュー。5回1/3を投げ、被安打8与四球4で6失点、敗戦投手に終わった。

特に「1回表、先頭打者に自信のあったストレートを打たれたことでバタバタしてしまいました」と反省しきりに述べるとおり、初回は押し出しの四球、暴投などで3失点。苦しい立ち上がりとなってしまった。

しかし、早々の失点で肩の力が抜けたのか、打者一巡後の2~4回は伸びのあるストレートを生かして零封。悔しさとともに手ごたえも感じたデビュー戦だったに違いない。

以降は中継ぎとして計5試合に登板し、防御率は8.10(4月23日現在)。
今後、小田切投手の出来がチーム浮上のカギとなるのは間違いない。デビュー戦の悔しさを晴らすピッチングが期待されている。

自分の可能性を追い求める

高知県南国市生まれ。
小学1年から野球に親しみ、名門・高知学園高知高校で硬式野球を始めた。進学した四国学院大では投手1本を貫いた。

だが、ひじの故障に見舞われ、
「これといった成績を上げていません。むしろ故障で辛い思い出の方が多いように思います」と振り返る。

完治した大学4年の春、ストレートの球速は144km/hまで上がった。ストレートに磨きをかければ、もっと勝負できると確信した。
そんな経験を下地に、パイレーツで改めて自分の可能性をストイックに追い求めている。

ストレートで空振りをとる!

持ち球は、ストレートとカーブにチェンジアップと決して多くはない。
投球の柱にストレートを据えており、
「僕が目指すのはストレートで勝てる投手。2つの変化球もストレートをよくするためのもので、まだまだですが、分かっていても空振りするストレートに磨きをかけています」。

そのため取り組んでいるのが身体の柔軟性向上。とりわけ主要部位の可動域を広げることに力を入れている。

目指すは球速150km/h。
それを生かす変化球の精度アップも「大事な課題」としている。

家族の応援を力に変える

故郷・高知のチームではなく、パイレーツを選んだ理由を、「パイレーツさんのほうが早く入団の声をかけてくれたんです」と説明する。

「姉が1人いますが、家族は自分が小さい頃から野球の応援に来てくれました。初先発の試合も観戦してくれました」と頬を緩ませながら、「今後、家族の気持ちにも応えていきたい」と、静かに語る。


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